フォード フィエスタが全面改良【ジュネーブショー08】
2008.02.19 自動車ニュース【ジュネーブショー08】フォード フィエスタが全面改良
フォードは、2008年3月4日に開幕するジュネーブショーに、フィエスタのフルモデルチェンジ版を出展すると発表した。
■切れ味の鋭いデザインはデミオより上?
フォードは2007年9月に開催されたフランクフルトショーで、「Verveコンセプト」という新型コンパクトのコンセプトカーを出展していた。同モデルが市販型へと発展し、2008年3月のジュネーブショーで「フィエスタ」の名でデビューすることがフォードの発表により明らかになった。
イギリスとドイツのデザインセンターが共同で手掛けたというこのモデルは、欧州フォードの新しいデザインDNAである“キネティックデザイン”を採用。ベーシックカーとは思えない個性的なデザインがヨーロピアンミニらしい。
エンジンは、1.3リッターと1.4リッターの2種類のガソリン仕様のほか、コモンレールディーゼルを積む1.4リッターおよび1.6リッターのディーゼルが用意される。また、2008年後半にはCO2排出量がリッターあたり100gを切るエコ仕様「フィエスタ ECOネティック」の追加が予定されている。
中身については、実用性の高さや手頃な価格帯、優れた安全性を従来のフィエスタから受け継ぐとする。ボディスタイルは3ドアと5ドアが設定される。今回写真が公開されたのは3ドアモデルのほうだ。
この新型フィエスタ、ヨーロッパでは2008年秋に生産が開始されるという。1976年の初代登場から120万台以上の販売を記録する定番コンパクトだけに、新型が堅調な販売を持続する可能性は高い。しかし残念ながら日本市場では欧州フォード車が撤退したため、導入は見込めそうにない。
(webCG 曽宮)
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