BMW、新型車「X6」の写真&概要を発表!
2007.12.17 自動車ニュースBMW、新型車「X6」の写真&概要を発表!
BMWが2008年1月に北米で開催されるデトロイトショーに、新型車「X6」を出展すると発表した。
■新種のクロスオーバーモデル
BMWがデトロイトショーで発表する「X6」は、スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)を標榜するブランニューモデル。既存のX5やX3よりさらに強くスポーツ色が打ち出された、クーペとSUVのクロスオーバー車だ。
キドニーグリルやヘッドライトなどフロントまわりにX5に通じる特徴が見受けられるが、サイドやリアからの眺めはまさしくクーペのそれ。大径・低偏平タイヤやマフラーエンドを包み込むリアバンパー、エッジの利いたトランクデッキなど随所にスポーツカーを思わせるデザイン要素が散りばめられている。
メカニズム面においても、X5よりさらに進化した走りを期待させる新技術が盛り込まれている。それがxDrive(BMWの先進4WDシステム)に車両統合制御デバイスを組み合わせた「ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」(DPC)と呼ばれるシステムだ。
DPCが従来の4WDシステムと違う点は、前後軸のトルク配分に加え、後輪の左右方向のトルク配分も自動で行うところ。同システムはコーナーでオーバーステア傾向となった時は内輪により大きなトルクを与えて車両を安定させ、逆にアンダーステアになった時は外輪に大きなトルクを配分することで、ノーズがコーナーのイン側に向く力を生み出す。この新機構により安定した走りと意のままに操れる走りの実現が目指された。
■直噴にツインターボを組み合わせた強力なエンジン
エンジンも新しい。上級グレードの「xDrive50i」に搭載される新開発4.4リッターV型8気筒ユニットは、直噴技術にツインターボを組み合わせることで、高出力かつ低燃費、ローエミッション化を実現。吸排気両方のバルブタイミングをコントロールするダブルVANOSも用いられる。
最高出力は400ps。最大トルクは62kgmとピーク値が高いだけでなく、その100%を1800-5000rpmの幅広い範囲にわたり発生し続ける。常用域での扱いやすさを追求したという。0-60マイル(0-96km/h)加速タイムは5.3秒と、本格スポーツカーに負けないレベルだ。
一方、「xDrive35i」には、3リッター直列6気筒ユニットが搭載される。こちらもダブルVANOS付きの、直噴ターボ仕様となっている。直噴化に加え、小型ターボチャージャー2機を組み合わせたパワーユニットは、低燃費化だけでなくターボラグ解消にも貢献するという。最高出力は300ps、最大トルクは43kgm/1400-5000rpmとこちらも広範囲にわたり高トルクを発生し続けるタイプとなっている。
なお、X6シリーズは、2008年中の市場投入が予定されている。
(webCG 曽宮)
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