■【会場リポート】フォードはSUVとスペシャルティに集中
フォードの出展車両は4台。いずれもアメリカ色の強いクルマで、欧州フォード車の展示はない。その意味は?
■「Make Every Day Exciting」を約束するクルマ
「Make Every Day Exciting」
フォード・ジャパンのランディ・クリーガー社長は、2006年より提唱する新しいコンセプトを、スピーチの中で繰り返しアピールした。
この「Make Every Day Exciting」を約束するクルマとして、すでに導入済みの「エクスプローラースポーツトラック」のほか、2台が紹介された。
プレスブリーフィングで発表されたワールドプレミアとなる「エスケープ・アドベンチャー」は、スペックなどの詳細は明かされていないが、現行エスケープのフェイスリフト版と見られ、2008年に予定されるマイチェンモデルの方向性を示唆するもの。
シルバーのアクセントを取り入れたフロントフェイスや、若干外側にオフセットされた18インチの大径ホイールなどで、オンロードでの存在感を高めたという。
ベールの下にあったもう一台「マスタングGTカリフォルニアスペシャル」も、4.6リッターV8モデルをベースに、内外装を“アメリカン”に飾ったクルマ。こちらも2008年中ごろに限定で発売される予定だ。
■欧州フォードは事実上の撤退
フォードというブランドに、力強さやタフなSUVなどをイメージすると考える同社では日本市場の販売車種を、SUVとスペシャルティカーに絞り込んだ。すなわち「マスタング」「エスケープ」「エクスプローラー」のアメリカフォードモデルである。
これまで扱っていた「モンデオ」「フォーカス」「フィエスタ」は出展もされず、「Make Every Day Exciting」のコンセプトに合わないということで、今後の展開も考えていないという。
「Ford from Europe」とアピールした数年前とは正反対ともいえるテーマに、顧客がついてこられるのかが心配だ。
(webCG 本諏訪)
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