「パサート オールトラック」の概要が発表

2012.02.23 自動車ニュース webCG 編集部

独フォルクスワーゲン、「パサート オールトラック」を発表

独フォルクスワーゲンは2012年2月20日、「パサート」シリーズに追加予定のクロスオーバーモデル「パサート オールトラック」の概要を発表した。

■日本導入は2012年第3四半期

東京モーターショー2011で発表された「パサート オールトラック」の市販バージョンの概要が発表された。パサート オールトラックは、「パサートヴァリアント」をベースに作られたクロスオーバーモデルで、専用の前後バンパーやフェンダーエクステンション、ロードクリアランスを拡大するサスペンションなどにより、SUV風の雰囲気が演出されている。

ボディーサイズは、全長×全幅×全高=4771×1820×1513mmで、本国発表の数値では、全長は「パサートヴァリアント」と同一。ボディーのサイドにはフェンダーエクステンションが装着されているものの、全幅もヴァリアントと同数値に設定されている。一方、最低地上高はヴァリアントの135mmに対して、オールトラックでは165mmに高められており、フロントのアプローチアングル(対地障害角)も13.5度から16度(リアは11.9度→13.6度)に拡大されるなど、路面と干渉しづらいボディー形状となっている。

このほか走破性を向上させるデバイスとして、「トゥアレグ」「ティグアン」と同様に、エンジン、トランスミッションのほか、ABSやEDS(電子制御デフロック)の設定をボタンひとつでオフロード走行向けの設定に切り替えられる装備がフォルクスワーゲンのSUV以外の乗用車では初めて採用される。

エンジンは、ガソリンが1.8TSI(160ps)と2.0TSI(210ps)の2タイプ、ディーゼルは2.0TDI(140ps)と2.0TDI(170ps)の2タイプ。駆動方式は、本国仕様ではFFと4WDが設定される。日本導入モデルは、2.0TSI+6段DSGの4WDモデルとなる可能性が高く、導入時期は2012年第3四半期が予定されている。

(webCG 曽宮)

「パサート オールトラック」
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「パサート オールトラック」の概要が発表の画像 拡大
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トランクルーム容量は、5人乗り時で603リッター、2人乗り時には最大で1731リッターに拡大可能。
トランクルーム容量は、5人乗り時で603リッター、2人乗り時には最大で1731リッターに拡大可能。 拡大

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