ジャガー「Sタイプ」の後継「XF」をワールドプレミア【フランクフルトショー07】
2007.08.29 自動車ニュース【フランクフルトショー07】ジャガー「Sタイプ」の後継「XF」をワールドプレミア
ジャガーは、2007年9月11日から開催される第62回フランクフルトショー(IAA)に、新型サルーンの「XF」を出展する。
2007年1月のデトロイトショーでは、コンセプトカー「C-XF」としてお披露目されたが、ついに市販モデルとして「XF」がワールドプレミアされる。
発表される新型サルーン「XF」は、「Sタイプ」の後継と目されるクルマ。「スポーツカーのスタイルとパフォーマンスを、ラクシャリーサルーンの洗練製、居住性、品格と融合させた」(プレスリリース)と謳われる。
スリーサイズは全長×全幅×全高=4961(+56)×1877(+57)×1460(+15)mm(カッコ内はSタイプ比)と、Sタイプに比べ一回り大きくなった。
デザインはSタイプに見られるトラディショナルな3ボックススタイルではなく、XKにも通じるクーペのようなシルエットとなった。フロントフェンダーには、最近のジャガー車に共通するアイテムであるパワーベントが備わる。
ウッドとアルミパネルを多用したインテリアには、青色の照明が至る所に配される。
エンジンには3リッターV6、4.2リッターV8のほか、4.2のスーパーチャージャー付きと、ツインターボを備えた2.7リッターディーゼルもラインナップする。排ガス規制「ユーロ4」に準拠したというディーゼルユニットは最高出力207ps、最大トルク44.4kgmを発揮する。
トランスミッションはすべて6段オートマチック。マニュアルモードも備え、上級スポーツカーである「XK」より素早いギアシフトが可能という。このATは、従来のJゲートを持つセレクターレバーではなく、「ジャガードライブセレクター」と呼ばれるダイヤルを用いて操作する。
そのほか、可変ギアレシオのパワステや、アクティブサスペンション(一部グレードのみ)を採用。エンジンマッピングやシフトタイミング、トラクションコントロールなどを統合制御する「ジャガードライブコントロール」も備わる。
欧州での販売開始は2008年第2四半期と計画され、その後日本にも上陸予定。なお、2007年東京モーターショーにも出展される。
(webCG 本諏訪)
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