フォード、新型「フォーカス」を披露【パリサロン04】
2004.09.24 自動車ニュース【パリサロン2004】フォード、新型「フォーカス」を披露
2004年9月23日のプレスデイで開幕した、パリサロンの名で知られるパリモーターショー(Mondial De L' Automobile 2004)。欧州フォードは、新しい「フォーカス」や、そのクーペ・カブリオレ版のコンセプトカー「ヴィニャーレ」などを出展した。
■中心は新しい「フォーカス」
「ラ・コレクシオン・フォーカス」をテーマとするフォードは、文字どおり新型「フォーカス」を中心に据える。
ニューモデルは、1998年のジュネーブでお披露目されて以来世界で400万台が販売されたという先代(否、まだ現行)よりやや大きく、すこし肉付きがよくなった印象。3ドア、5ドアハッチとステーションワゴン、「C-MAX」と呼ばれるミニバン風モデル、そして4ドアと豊富なラインナップを誇る。特に4ドアセダンは、欧州はもちろん、中国を中心としたアジア市場にも投入される、重要なモデルとされる。
パワートレインでは、新しい1.6リッター「Duratec Ti-VCT」(115ps)に注目。「ツイン・インディペンデント・バリアブル・カムシャフト・タイミング=Ti-VCT」により、高トルク化と省燃費化に成功したと謳われる。
加えて、1.4リッター(80ps)、1.6リッター(100ps)、2リッター(145ps)のガソリンエンジン、そして「Duratorq TDCi」と呼ばれる2種類のコモンレール式ディーゼル(1.6リッターが109ps、2リッターは136ps)を揃える。
1.6リッターディーゼルには、新しい「Durashift CVT」という無段変速機が組まれる。フォードとZF社が開発したこれには、オートマチックモードに加え7段マニュアル機能が備わる。ほかのトランスミッションは、マニュアルが5段と6段、オートマチックが4段という内容だ。
■コンバーチブル・フォーカス「ヴィニャーレ」
初公開のコンセプトカー「フォーカス・ヴィニャーレ」。リトラクタブルなハードトップを持つコンバーチブルは、ワンオフのデザインスタディモデルという位置付けだが、実用車としてのフォーカスをベースにプレミアムに仕立て、さらなるレンジ拡大を狙いたいというフォードの目論見を感じる。
ヴィニャーレの名前は、イタリアのデザイナー、アルフレッド・ヴィニャーレ(1913-1969年)に由来する。1950、60年代にスポーツカーを生み出したカロッツェリアであり、1969年にフォード傘下に入った。
(webCG 有吉)
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