第74回:山内一典式ダイエット「理論編」これは“総カロリー規制”じゃなくって“順番ダイエット”だ!
2003.10.03 小沢コージの勢いまかせ!第74回:山内一典式ダイエット「理論編」これは“総カロリー規制”じゃなくって“順番ダイエット”だ!
■ヨーロッパの方がダイエットは簡単!?
いやはや各面に反響を及ぼしてます“穀類抜きダイエット”。世界3500万枚!の超オバケソフト、ソニーPS2「GranTurismo」シリーズ開発者の山内一典氏に教わった方法ね。最近俺のまわりのサッカー友達、某女子大助教授のIさんも敢行したし、某L誌の担当編集も実行に移しつつある。先日はトヨタ自動車・役員のMさんも「やってみます!」と言っておりました。
それは、穀類を抜くという奇想天外な手法もさることながら、なによりひと月約7kg減、しかも「油、肉OK」で「ストレスが溜まらない」って結果がスバラしすぎるよね。というわけで、予告していた「理論編」の前に、ひとつ凄い報告をいたしましょう。
こないだキッカリ1週間、ヨーロッパに行ってたんだけど、な、なんと! 俺の体重、さらに2kg落ちました。ヨーロッパ出張って、朝昼晩全部食べるし、やたら量多いし、酒もかなり出てくる。いかに「穀類抜き」と言えども、これはツライんじゃないかと思ってました。ところがどっこい、カンタンに落ちた。
山内氏曰く「逆に海外の方がやりやすいんですよ」だって。
というのも、日本と違って朝から穀類を前提としたメニューが出てこないから。和食ってのは漬物をはじめ、味の濃いサカナとかミソ汁とか、とにかく「ご飯と一緒に食べる」ことを前提としたメニューが多い。でも洋食の場合、タマゴにしろハムにしろフルーツにしろ、それだけで食べやすい。っていうか俺自身、パンがそれほど好きじゃないってことがあるのかもしれないけどね。それを差し引いても、特に一流ホテルの場合、朝からオカズの分量が食べ応えがあるので、パンなしでもラクにガマンできる。
で、ランチ、ディナーとなるにつれ、その傾向はどんどん進んでくるんだよなぁ。肉とかサカナとかが「もういいです!」っていうくらい出てくるから、逆にパンなんてほとんどいらない。我慢するのがツライのは、前菜を待たされてるときに置いてあるパンと、本当にウマいイタリアンのパスタぐらいだろうなぁ。でもパスタの場合、心底食いたくなったらちょっとだけ食べてもいいし、それまでに前菜とか生ハムとかたっぷり食ってれば、自然と大して食べられなくなるんでノープロブレム!
というわけでなーんてうまくできてるんだろ。“穀類抜きダイエット”。あとそうそう、夜中にウマいラーメン食いたくっても食えないってのも大きいよね。ヨーロッパは。
■“順番ダイエット”理論
さて前ふり終わり。理論編いきましょう。
前出の山内センセイ曰く、「これは総カロリー規制のダイエットじゃなくって、“順番ダイエット”なんですよ」と言う。果たして穀類を抜いて、肉野菜のみを食べる行為のどこが“順番”なんだろうか。「あのね。前に穀類はエネルギー率が高くって、吸収が早いって言ったでしょう。だから食べたとたんに胃から吸収されて、すぐに消費されていくんですよ。つまり既にある皮下脂肪、内臓脂肪はいつまでたっても消費されない。ところが穀類以外、特に肉や脂を食べると、消化に手間と時間がかかるから、逆に“皮下脂肪、特に内臓脂肪が先”に消費されていく。だからヤセる。つまり“エネルギーを消費する順番を変える”ことによるダイエットなんです」。
なるほど! “マジかよ”とも思える理論だが、俺自身、メチャクチャ効果を実感してるんで確信がもてる。ただし、ここで一番気になるのが“総カロリー量”。つまり、順番が逆転したとはいえ、胃袋に相当量の肉や野菜や油が入るのに違いはない。コイツはどうなるんだろうか。
「それは大丈夫。食べ物が人間の内臓、つまり胃袋や腸に留まることのできる時間ってのは限られてるんです。つまり、ある一定の時間が過ぎると排泄される。だから食べる量の問題じゃないんですね」
うーむ、なんともオイシすぎる話!
ついでにこうも言っていた。「もうひとつの要因は、体質の改善なんです。要するに常に肉や脂を取ってると、それを代謝する機能が発達してくんですね。っていうか逆に、普段穀類ばかり食べてる人は、その機能を普段怠けさせているわけです。たとえば、肉を分解する時に必要な酵素を出す能力とか機能が寝てるんですね。それを常に刺激し、目覚めさせることによって“油を代謝しやすくする体質”に変える。だからいったんヤセ始めたら、体重が落ちるのも速い。小沢さんもそうだったでしょう?」
ハイ、その通りですセンセイ。というわけでポイントは他にも細かくあるんだけど、それはまた忘れた頃に報告しましょう。では、みなさんもダイエットがんばってくださーい!
(文=小沢コージ/2003年10月)
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小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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