「エアクリーナについて」

2001.05.10 クルマ生活Q&A 松本 英雄 その他
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「エアクリーナについて」

家庭のエアコンも、フィルタのごみ、ほこりを掃除して空気の吸入をよくします が、自動車のエアクリーナもやはり、掃除をする必要があるのでしょうか。そのタイミングや、仕方を教えてください。(OMさん)

お答えします。乾式のエアクリーナは掃除できます。しかし湿式のものは出来ません。乾式タイプは、難燃性の繊維を乾燥した状態で使うものなので、エアや掃除機での手入れが可能です。掃除する際はゴミを掃除機で吸ったり、エアで飛ばすことができます。

湿式タイプとは、オイルをふくませたもの(現在)や、エアクリーナボックスのなかに溜められたオイルの表面を空気が通るようにしたもの(昔)に大別されます。掃除機やエアで掃除するとオイルが飛んでしまい、効力が薄らいでしまいます。多少叩くくらいであれば問題ありません。ただし交換をオススメします。

エアクリーナが汚れていると、空気が吸いにくくなり、燃費低下、性能低下、早期のオイル劣化などを引き起こす可能性があります。掃除や交換のサイクルは走行条件によっても様々です。少なくともメーカーで推奨しているサイクルよりも早めに点検して交換することが望ましいでしょう。

松本 英雄

松本 英雄

自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。