クルマを綺麗に写す“コツ”は?(後編)

2005.02.07 車人生相談 webCG 編集部
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クルマを綺麗に写す“コツ”は?(後編)

毎日楽しみに見ています。『CAR GRAPHIC』の美しさに憧れる者です。 私は一眼レフカメラを使い、マニュアルモードで愛車を撮影するのですが、露出の決定が難しくて悩んでいます。深みのある撮り方のコツについて、アドバイスをお願いします。 余談ですが先日、30年間憧れに憧れたフェラーリを手にいれ、撮影に行きました。
(前回からの続き) フィルムを使い、適正露出で撮るコツをお話します。デジタルカメラも大筋は変わりませんから、フィルムの手法を参考に、繰り返し練習してください。 一般に普及しているネガは、プリントして鑑賞するものですから、プリントに適したネガをつくることが大切。コツは、とにかく“適正露出”で撮影することに尽きます。詳しい説明は避けますが、ネガはプリントする際に、撮影時の失敗をある程度カバーできます。ここ10年に発売されたカメラなら、露出はおまかせでOKでしょう。 ただし、ボディカラーが白や黒、あるいはそれに近い場合は、同じアングルで露出補正したカットも撮っておきましょう。補正は、白ならプラス、黒はマイナスに1段階くらいです。 ポジは、フィルムがそのまま写真になるため、よりシビアな露出コントロールが必要です。その反面、画面の変化は劇的で、露出だけでも表現に広い幅があることに、気づかされるでしょう。 具体的なコツですが、カメラが指示した露出を“0”とします。撮影は0に加え、−0.5/−1/−1.5、+0.5/+1/+1.5に段階補正したカット、合計7枚シャッターを切ってください。 1カットに7枚、たしかにフィルムはもったいないですが、無駄ではありません。段階露出で撮影を繰り返すうちに、写真の仕上がりと露出の関係が徐々に理解できるようになると思います。