フォルクスワーゲン・クロスクーペ:地に足ついたSUVプロポーザル
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】フォルクスワーゲン・クロスクーペ:地に足ついたSUVプロポーザル
フォルクスワーゲンがここ東京で世界初公開した「クロスクーペ」は、夢物語だけを追わない、近未来のSUVをマジメに考えるプロポーザルだった。
■「エゴカー」よさらば!
ひと目見て、ひきつけられる未来的なスタイリング。スリーサイズは全長×全幅×全高=4353×1868×1523mm。全幅こそ迷惑なくらいデカイが、全長は「ゴルフ」よりも少し長いだけで、「ティグアン」よりも短い。
車重に至っては1748kgにとどまっている。「デカい」「バカッ速い」「見晴らしが良い」と、自分の都合ばかり押しつけた「エゴカー」が横行するプレミアムSUV市場に、もしこのクロスクーペが降り立ったならば、かなりクールな存在感を放ってくれそうな気がする。
ちなみにそのパワートレインは、150psを発生するTSIエンジンに、2基のモーターを備えたプラグインハイブリッドである。モーターはフロントとリアに1基ずつあり、システム全体としては最高265ps(195kW)を発生する。欧州での走行基準に照らし合わせると、100kmをわずか2.7リッターの燃料で走行し(37.0km/リッターに相当)、理論上の航続距離はハイブリッドモードで815kmを達成するという。
夢物語だけを追わない、フォルクスワーゲンらしい近未来SUVのプロポーザルモデルだと感じる。
(文=山田弘樹/写真=峰昌宏)
新着記事
-
NEW
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。
