ルノーのブースは日本初公開が続々
2011.11.30 輸入車■ルノーのブースは日本初公開が続々
ルノー・ジャポンは、2011年11月30日のプレスデイを皮切りに開幕した第42回東京モーターショーに、コンセプトカー「キャプチャー」などの日本初公開モデルを出展した。
ここ数年来、「フレンチタッチ」、「トレンディ」、「スポーツ」という3つのブランドキーワードに沿った、「FTS戦略」と呼ばれるマーケティングを展開しているルノー・ジャポン。3つのキーワードは、「フレンチタッチ」がすべての乗員に快適性と安全性を、「トレンディ」が新たなテクノロジーや斬新なデザインを通じた驚きを、そして「スポーツ」が、ルノーが1世紀以上にわたって挑戦し続けてきたモータースポーツで培った高性能を、それぞれ提供することを意味している。
ルノー・ジャポンが導入するモデルの選定や仕様の設定をはじめ、すべての販売活動はこの「FTS戦略」に基づいている。平たくいえば、万人向けではなく、クルマ好き、ルノー好きに訴える個性的なモデルを中心にラインナップしているわけだが、この戦略を導入して以来、販売実績は着実に上向いているという。今回のルノーのブースでも、これら3つのブランドキーワードを最大限にアピールするモデルが展示されている。
ブースの中央に据えられたのは、日本初公開となるコンセプトカーの「キャプチャー」。「2人で世界を旅する」をテーマとした、流麗さと力強さを併せ持ったクロスオーバーである。
同じく日本初公開となる、2012年市販予定のモデルも3台展示されている。新型「メガーヌ グラスルーフ カブリオレ」は、先代でも好評を博した全面ガラス製の全自動格納式ルーフを備えたモデル。「ウインド ゴルディーニ」は、電動格納式ハードトップを備えた「ウインド」を、フレンチブルーに白いストライプという往年のゴルディーニカラーで彩った小粋なクーペロードスター。「カングー イマージュ」は、9月にマイナーチェンジした新型カングーを、「カングー ビボップ」と同じデザインの前後バンパーや3トーンのインテリアなどで、さらにファッショナブルに装ったモデルである。
以上の日本初公開モデルに、「メガーヌ ルノースポール」と「メガーヌ GTライン」を加えた6台が、ルノーブースの全容である。
(文と写真=沼田 亨)
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