【LAショー2018】「メルセデスAMG GT R」の上を行く「PRO」が登場
2018.11.30 自動車ニュース![]() |
独ダイムラーは2018年11月28日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスモーターショーでメルセデスAMGのニューモデルとなる「AMG GT R PRO」を世界初公開した。同時に、登場してから4年となる「AMG GT」シリーズのマイナーチェンジも行っている。
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新たに登場したメルセデスAMG GT R PROは、レーシングマシンとしてリリースされている「GT3」や「GT4」のノウハウを注ぎ込んだ、AMG GTシリーズの新たなフラッグシップモデルとなる。ルーフやアンダーパネルを軽量なカーボンファイバー製としたほか、足まわりも見直されている。サスペンションは、走行するコースに合わせドライバーが任意にセッティングを変更できるようになっており、軽量な鍛造ホイールも採用されている。
フロントミドに搭載されるエンジンは「GT R」と同じ4リッターV8ツインターボで、最高出力585ps、最大トルク700Nmというスペックのほか、318km/hとなる最高速度や3.6秒をマークする0-100km/hの加速タイムも同一だが、空力特性やシャシーの見直し、さまざまな軽量化対策によって、サーキットではフラッグシップモデルにふさわしいパフォーマンスを披露するという。
また、このAMG GT R PROには北米市場(アメリカ、カナダ)と中国を除き、「トラックパッケージ」と呼ばれる装備が標準採用されている。これには、ロールオーバー保護システム、運転席と助手席用の4点式シートベルト、2kgの容量を持つ消火器が含まれている。ロールオーバー保護システムのボルト付きスチールロールケージは、メインロールバー、4点式シートベルトを取り付けるためのブレース、さらに2つの後方ブレース、後方の対角線のX型ブレースから構成されている。
今回AMG GT R PROの発表と同時に、マイナーチェンジを受けたAMG GTシリーズも公開された。メーターはフル液晶パネルとなり、V8エンジンがモチーフといわれているセンターコンソールが「AMG GT 4ドアクーペ」に準じたデザインと機能に変更されている。ヘッドライトはLEDターンシグナル/ポジションライト/デイタイムランニングライトを兼用するアーチ形の新デザインのユニットに変更され、こちらでもAMG GT 4ドアクーペとの関連性を表現している。
なお、AMG GTシリーズ(GT、GT S、GT C、GT R)のパワーユニットのスペックに変更はない。
(webCG)
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