「レクサスLC」のオープントップバージョン「LC500コンバーチブル」登場 台数60台限定の特別仕様車も設定
2020.06.18 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2020年6月18日、レクサスのフラッグシップクーペ「LC」のオープントップバージョン「LC500コンバーチブル」を同年7月15日に発売すると発表した。同時に特別仕様車「“Structural Blue(ストラクチュラルブルー)”」も設定し、台数60台の限定で販売する。
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今回発表されたLC500コンバーチブルは、クーペモデルとともにレクサスブランドのフラッグシップに位置付けられるラグジュアリーオープントップモデル。2019年10月の東京モーターショーにコンセプトモデル(左ハンドル車)が展示され、同年11月のロサンゼルスモーターショーで市販モデルを発表。初披露時には、日本導入もアナウンスされていた。
レクサスでは「ルーフを開いても閉じていても美しいシルエットのコンバーチブルを目指し、ルーフオープン時は、ソフトトップが完全に格納される自動開閉式のトノカバー付きフォールディング機構を採用。ルーフクローズ時にクーペのような美しいルーフラインとなるようこだわった」と、エクステリアデザインの特徴を紹介している。
電動のソフトトップは4層構造で、走行中でも50km/h以下であれば開閉可能。作動の様子はマルチインフォメーションディスプレイにグラフィック表示される。ソフトトップの動作に要する時間はオープン/クローズともそれぞれ約15秒に設定。速さだけではなくその動き方にもこだわり、「書の三折法にヒントを得て、開閉動作を動き出し/途中/動き終わりの3ステップに分解。動き出しと動き終わりには適度なタメを持たせながらも、極端な速度変化がないようリズムよくつなぐことで、優雅で自然な動きを実現した」という。
インテリアでは、シート肩口のキルティングや穴径の異なる3種類のパーフォレーション加工によるグラデーションの採用、ヘッドレスト後部のLマークなどがコンバーチブルの特徴となる。オープン走行時の風の巻き込みを抑制するウインドディフレクターやネックヒーターも備わっている。
走行面では、足まわりに軽量で高剛性なアルミダイキャスト製のリアサスペンションタワーブレースや床下結合部のブレースを採用したほか、ヤマハ製の「パフォーマンスダンパー」を装着。パワーユニットは、クーペの「LC500」にも搭載されている自然吸気の5リッターV8エンジンに10段ATを組み合わせている。
官能的なV8サウンドを楽しめるよう、吸気音をキャビン内に共鳴させるサウンドジェネレーターや迫力のある排気音を演出する外装バルブをクーペと同様に採用するとともに、キャビン内の静粛性向上のため、不快な車内ノイズを抑制するというアクティブノイズコントロール(ANC)を搭載。オープン/クローズのそれぞれの走行時に合わせ音響に変化する、オーディオ/サウンドシステムも用意されている。
LC500コンバーチブルの価格は1500万円。
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“青の洞窟”をモチーフとした特別仕様車
レクサスLC500コンバーチブルの登場に合わせ発売される特別仕様車LC500コンバーチブル“ストラクチュラルブルー”は、「ストラクチュラルブルー」と呼ばれる専用外装色と、「ライムストーン」の専用内装色が採用されたモデルである。
カラーコーディネートは“青の洞窟”がモチーフとされ、外装色のストラクチュラルブルーは、海の青と同様に特定の波長の光を反射する構造発色の原理を持つレクサス独自のカラー。白い海底に見立てた内装色のライムストーンと組み合わせることで、青を際立たせ、自然が生み出す奇跡の現象を表現。インテリアはエクステリアの一部であるという同モデルのデザイン思想を象徴するものとして設定したという。
LC500コンバーチブル“ストラクチュラルブルー”の主な特別装備は以下の通り。
- 特別仕様車専用エクステリアカラー(ストラクチュラルブルー)
- 特別仕様車専用ルーフカラー(マリーンブルー)
- 特別仕様車専用インテリアカラー(ライムストーン)
- フロント245/40RF21/リア275/35RF21ランフラットタイヤ&鍛造アルミホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装)
- カラーヘッドアップディスプレイ
- 特別仕様車専用スカッフプレート(CFRP)
特別仕様車LC500コンバーチブル“ストラクチュラルブルー”の価格は1650万円。台数60台の限定販売のうち40台はオーナー向けの先行商談会にて販売され、残りの20台はオフィシャルウェブサイトで商談公募が行われる。
(webCG)