トヨタ・ヴェルファイアZプレミア(前編)

2023.12.07 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 Lクラスミニバンの世界で圧倒的な人気を誇る、「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」。その新型の仕上がりについて、ヴェルファイアのオーナーでもあるレーシングドライバー、谷口信輝が語る。
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悩ましい選択

「僕、実はミニバンが結構好きなんですよ」

そんなレーシングドライバーらしからぬ“告白”を谷口信輝がしたのは、新型「トヨタ・ヴェルファイアZプレミア」の取材で箱根を訪れたときのことだった。
「もともと日産の『エルグランド』を3台乗り継いで、そのあと『アルファード』を2台買って、ついこの間、最新のヴェルファイアを買いました。グレードは、一番上の『エグゼクティブラウンジ』です」

アルファードにしてもヴェルファイアにしても、エグゼクティブラウンジを選ぶとパワートレインは自動的に2.5リッター自然吸気エンジンにハイブリッドを組み合わせた仕様となる。いっぽう、今回の試乗車は、アルファードとヴェルファイアの2モデルのなかで唯一2.4リッターターボエンジンを積むグレード。パフォーマンス的にはヴェルファイアのターボモデルがハイブリッドを上回ると推測されるので、谷口がエグゼクティブラウンジを買ったのは意外な選択といえる。

その裏事情を、谷口はこんな風に説明してくれた。「僕ね、2022年から日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を務めている関係で、自動車メーカーさんからときどき試乗会に呼んでいただけるようになりました。それで、2023年の7月に横浜のみなとみらい周辺で行われた新型アルファード/ヴェルファイアの試乗会にも参加して、ひととおりのグレードを味見したんですが、アル/ヴェルの注文って、この試乗会より前にもう始まっていたので、少しでも早く納車してもらうためには実車を確認する前にオーダーを入れなきゃならなかったんです」

では、谷口はどうやってヴェルファイアのエグゼクティブラウンジを買う決心を下したのだろうか?

 
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