ポルシェ911ダカール(後編)

2024.03.21 あの多田哲哉の自動車放談 多田 哲哉 “冗談のような本気のスポーツカー”「ポルシェ911ダカール」。そのステアリングを握って目を輝かせる多田哲哉さんに、プロダクトとしての魅力やポルシェのねらいなどについて語ってもらった。
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また先を越された!

911ダカールは、1980年代半ばの“パリダカ”での活躍に思いをはせるポルシェだ。さらにさかのぼれば、ポルシェは1970年代に世界ラリー選手権にワークス参戦したこともある。

多田さんは「ポルシェは、日本車以上に輝かしいモータースポーツの歴史も持っています。しかし、ラリーの歴史だけなら、日本車のほうがポルシェより豊富です」と指摘する。

「ラリーは公道を走るクルマなんですから、前回の『GRカローラ』の時にも言ったように、クルマ好きを楽しませるアイデアはいろいろとあるはずなんですよ。でも、そこでも、ポルシェに先を越されてしまっています」

そんな911ダカールだが、今回は時間の都合もあり、舗装された自動車専用道路を短時間走っていただくだけになってしまった……。

「そうですね。今回は走ってみても、悪いところは何もないです。この路面に、このクルマのポテンシャルは高すぎです(笑)」

「ちょっとした段差をあえて乗り越えてみましたが、全く普通に通過するのは当然です。激しい凹凸や段差、ダートなど、本来のシーンでどれくらいトラクションがかかるのかは、今回の試乗ではわかりません。しかし、ポルシェのことですし、あくまで少し乗った感じから想像しても、そこはきっちり配慮されているでしょう」

 
ポルシェ911ダカール(後編)の画像拡大
 
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