「シボレー・コルベット」初のハイブリッドモデル「E-Ray」 いよいよ日本導入

2024.06.03 自動車ニュース 堀田 剛資
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「シボレー・コルベットE-Ray」と、ゼネラルモーターズ・ジャパン若松 格社長。
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ゼネラルモーターズ・ジャパンは2024年6月1日、ハイブリッドシステムを搭載したスーパースポーツモデル「シボレー・コルベットE-Ray」を日本初公開。同年6月7日より、予約注文受け付けを開始すると発表した。

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「シボレー・コルベット」初のハイブリッドモデル「E-Ray」 いよいよ日本導入の画像拡大
 
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システム最高出力664PSのハイブリッド4WDを採用

シボレー・コルベットE-Rayは、最高出力162PS のモーターでフロントアクスルを、同502PSの6.2リッターV8 OHVエンジン「LT2」でリアアクスルを駆動するハイブリッドシステム「eAWD」を搭載した、コルベットの新グレードである。世界初公開は2023年1月(参照)。コルベットとしては史上初のハイブリッドモデルであり、また4WDが採用されるのもこれが初となる。

エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力は664PSで、0-60mph(約96km/h)はコルベット史上最速の2.5秒。モーター駆動による高い操作応答性や、静粛な電動走行が可能である点も特徴として挙げられている。

日本仕様のハンドル位置は、既存の「コルベット」「コルベットZ06」と同じく右のみ。価格は2350万円となっている。

0-96km/h加速はコルベット史上最速の2.5秒

コルベットE-Rayに搭載されるeAWDは、モーターで前輪を、エンジンで後輪を駆動する電動4WDである。容量1.9kWhのリチウムイオンバッテリーをセンタートンネルに搭載しており、26km/h以上でのエンジン走行時や減速時に、フロントモーターがジェネレーターとなって充電。必要に応じてモーターアシストや電動走行を行うほか、エンジン負荷の低減により、巡航時にはより多くのシーンで4気筒の休止機構が作動、燃料消費を抑えるとしている。またコンパクトな設計でトランクルームや乗車スペースがほとんど犠牲になっていない点も特徴。荷室容量はフロント/リア合わせて355リッターを確保している。

一方、同システムは運動性能向上にも大きく寄与しており、路面状況や車速、ステアリングの角度をモニタリングして、前後の動力配分を瞬時に最適化。走行安定性を高め、ワインディングロードでの連続するコーナリングや、悪天候、滑りやすい路面など、あらゆる状況下で優れた操作性とパフォーマンスを発揮するという。

ドライブモードセレクターも同車専用に仕立てており、他のモデルと同じ「ツアー」「ウェザー」「スポーツ」「レーストラック」「マイモード」「Zモード」に加え、「ステルス」「シャトル」の2モードを追加。ステルスモードを選べば、(電池残量が十分な場合は)電気モーターのみでの走行が可能で、早朝/深夜の住宅街など、静かに走行したい場合に好適なモードとなっている。同モードの上限速度は72km/h、走行可能距離は約4.8~6.4 km。上限速度を超えたり、アクセルを強く踏み込んだりした場合は、自動的にエンジンが始動する。

またセンタースクリーンでは、インフォテインメントシステムの専用機能「E-RayパフォーマンスApp」により、走行中のモーターとエンジンの動きなどをリアルタイムで確認できる。

日本仕様のトリムには最上級の「3LZ」を採用

シャシーも標準モデルより強化しており、ボディーにはZ06ゆずりのワイドボディーを採用。日本仕様にはミシュランの高性能スポーツタイヤ「パイロットスポーツ4 S」と専用設定のマグネティックセレクティブライドコントロール付き「ZERパフォーマンスサスペンション」を組み合わせた、「ZERパフォーマンスパッケージ」を標準で装備している。さらにブレーキには、耐フェード性の向上とバネ下重量軽減に寄与するカーボンセラミックブレーキ(ダークグレーメタリックキャリパー装備)を採用。専用デザインのパールニッケル鍛造アルミホイールも特徴となっている。

日本仕様のトリムは、米本国では最上級の仕様となる「3LZ」で、インテリアの広範囲にスウェーデッドマイクロファイバーやレザーを採用。ホールド性と快適性を兼ね備えた「GT2バケットシート」や、スポーティーな「ビジブルカーボンステアリング」も装備される。

ボディーカラーは「リップタイドブルーメタリック」「アークティックホワイト」「ブラック」「シーウルフグレートライコート」「レッドミストメタリックティントコート」の5種類。インテリアカラーは「2トーン スカイクールグレー&ジェットブラック」で、シートベルトは「エッジブルー」、車体色がレッドの場合のみ「トーチレッド」となる。

ブルーの個体を15台のみ先行販売

販売については、月々の日本向けの割り当て台数に限りがあるため、まずは予約注文受け付けの後、2025年より申し込み順に納車を行うとしている。

ただし、より早期に納車可能な個体も15台のみ確保しており、予約申し込みをした人のなかから、希望する人を対象に抽選販売が行われる。こちらの車両は、ボディーカラーが「リップタイドブルーメタリック」、インテリアカラーが「スカイクールグレー」の組み合わせのみ。当選者にはディーラーより結果が通知され、売買契約締結後、2024年第4四半期から(一部は2025年第1四半期に)納車されるという。

価格は通常モデルと同じく、2350万円だ。

【主要諸元】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4685×2025×1225mm
ホイールベース:2725mm
車重:1810kg
駆動方式:4WD
エンジン:6.2リッターV8 OHV 16バルブ
トランスミッション:8段AT
エンジン最高出力:502PS(369kW)/6450rpm
エンジン最大トルク:637N・m(65.0kgf・m)/5150rpm
モーター最高出力:162PS(119kW)/9000rpm
モーター最大トルク:165N・m(16.8kgf・m)/0-4000rpm
タイヤ:(前)275/30ZR20 97Y/(後)345/25ZR21 104Y(ミシュラン・パイロットスポーツ4 S)

(webCG)

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