「CHEVROLET FUN DAY 2024」の会場から
2024.06.08 画像・写真年に一度のシボレーファンの祭典「CHEVROLET FUN DAY」が、今年も富士スピードウェイで開催された。
CHEVROLET FUN DAYは、2018年にスタートしたゼネラルモーターズ・ジャパン主催のファンイベントだ。開催は今年で5回目。天気予報とは裏腹に、好天に恵まれた当日の富士には、実に249台ものシボレー車が集まり、来場者は500人を超えたという。
例年どおりイベントは盛りだくさんで、会場では「シボレー・コルベット」史上初のハイブリッドモデル「E-Ray」が日本初公開されたほか、レーシングコースで豪快なデモランを披露。参考出展の巨大な「シルバラードZR2」や、「コルベットZ06 Z07パッケージ装着車」も大いに注目を集めていた。
またレーシングコースでは、スポーツ走行やエンジョイ走行に加え、プロドライバーの走りを同乗体験できるサーキットタクシーや、バスに乗ってコースをまわるサーキットサファリなども開催。毎年恒例の「コルベットドライビングアカデミー」や「カマロドライビングスクール」も行われ、参加者は座学と実走の両方を通してドライビングスキルを磨いていた。
いっぽうパドックやピットビルでは、キッズメカニック体験や電動キッズカー、各種ワークショップなど、家族連れでも楽しめるプログラムも用意。来場者やメディアの投票によるカーコンテスト「コンクールデレガンス」も行われ、オーナーこだわりのカスタムカーや、日本ではなかなかお目にかかれない貴重な一台が注目を集めていた。
不吉な天気予報を跳ねのけ、青空のもと例年同様の盛り上がりを見せたCHEVROLET FUN DAY 2024。GMジャパンの関係者によると、なんでも同社の若松 格社長は大の“晴れ男”なのだそうだ。今回、天気予報を見て参加を見送ったアナタ、来年はぜひ、予報が雨でも足を運んでみよう。
(文と写真=webCG堀田剛資<webCG”Happy”Hotta>)
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1/52「CHEVROLET FUN DAY 2024」当日の、富士スピードウェイの様子。パドックは見渡す限りのシボレー車である。
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2/52開催日である2024年6月1日の天気は、予報ではいささか微妙だったが、実際にはおおむね晴れに恵まれる一日となった。
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3/52今年の「CHEVROLET FUN DAY」では、話題の「シボレー・コルベットE-Ray」が日本初公開された。前回は「コルベットZ06」を日本初公開! GMジャパンは、いつだってサービス精神旺盛だ。
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4/52富士スピードウェイのレーシングコースをデモランする「シボレー・コルベットE-Ray」。コルベット初の4WDモデルであり、初のハイブリッドモデルだ。(写真:ゼネラルモーターズ・ジャパン)
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5/52会場にはフルサイズピックアップトラック「シボレー・シルバラードZR2」の姿も! 国内メーカーの間でもにわかにピックアップトラックが盛り上がっている昨今、「これは日本導入か!?」と思ったのだが、関係者いわく「とりあえず、お客さんの反応を見ようと思いまして……」とのことだった。
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6/52「シボレー・シルバラード」といえば、2010年に三井物産オートモーティブが輸入販売したこともあるが……。それにしても、久々に見るシルバラードはデカい。強烈にデカい。普段広々と感じる富士スピードウェイのピットが、狭く感じられるほどだ。
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7/52こちらの「シボレー・コルベットZ06」はというと、サーキットでのパフォーマンスを高める「Z07パッケージ」の装着車。同パッケージは日本未導入だが、ファンの反応次第では、ひょっとすると、ひょっとするかも。
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8/52パドックのステージにて、イベント開始のあいさつをするゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格社長。毎年恒例、黒のレーシングスーツでの登壇である。
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9/52レーシングコースでは、オーナーが自らのクルマでコースを走る「スポーツ走行」「アクティブ走行」「エンジョイ走行」を開催。手前の「シボレー・カマロ」は、パンチの効いたネオンカラーからして2019年登場の限定モデル「SHOCK EDITION(ショックエディション)」か?
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10/52“C7”こと7代目の「シボレー・コルベット」。FR車ならではの大胆かつ伸びやかなフォルムと、極太の“センタークアッド”(センター4本出しマフラー)が、最高にカッコイイ。
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11/52こちらは最新の“C8”=8代目「シボレー・コルベット」。日本導入から今年で4年、「CHEVROLET FUN DAY」ではすっかり主役の一台である。
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12/52こちらは「コルベットドライビングアカデミー」の様子。ショートサーキットやマルチパーパスドライビングコース、最後にはレーシングコースを走行し、ドライビングのスキルを磨くレッスンだ。
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13/52同じくドライビングレッスンの「カマロドライビングスクール」。先導車の誘導のもと、ショートサーキットとマルチパーパスドライビングコースでハンドリングやブレーキング等を学ぶ。
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14/52走行の合間には、走りを見ていたプロのドライバーが各参加者にアドバイス。ドライビングスキルを磨くうえで、非常に有意義な機会となったことだろう。
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15/52ドライビングレッスンの受講者には、最後にゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格社長から修了証書が手渡された。
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16/52ステージではレーシングドライバーの坂本祐也氏、銘苅 翼氏によるトークショーも実施。ステアリングを握った「シボレー・コルベットE-Ray」について、「オールラウンドなクルマ。4WDだけど後輪駆動のミドシップみたいに曲がる」「『コルベットZ06』と比べても、“蹴り出し”がすごい」と感想を述べていた。
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17/52会場には「パパ/ママばかり走ってズルい!」という子供のために、電動キッズカーのサーキット「ファンカート キッズEV」も開設されていた。
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18/52「キッズEVの走行時間は2分。ゴールエリアに停車できたら『ぴったり賞』をプレゼント!」というチャレンジプログラムもあったが……。参加者は皆、思い思いのドライビングで走りを楽しんでいたようだ。(写真:ゼネラルモーターズ・ジャパン)
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19/52こうしたイベントのだいご味は“催しもの”だけではない。ということで、来場者のクルマが止められた駐車エリアを散策する。
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20/52背中を向け合った“C7”(写真右)と“C8”(同左)の「シボレー・コルベット」。前者がFRで後者がMRと、駆動レイアウトの異なる二台だが、こうして見るとショルダーラインのうねりにウエッジシェイプのフォルム、ボリューム満点のリアフェンダーまわりと、共通する部分も少なくない。「C8もコルベットなんだなぁ」と、当たり前のことを再確認する。
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21/52往年の名車として名高い“C4”こと4代目「シボレー・コルベット」(写真右)。今見てもカッコいい。
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22/52こちらも往年の名車として名高い3代目「シボレー・カマロ」。クルマのそばでオーナー氏の出現を待っていたのだが遭遇できなかった。プログラム盛りだくさんのイベントだから、仕方ないね。
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23/52これも懐かしの一台である「シボレー・アストロ」のコンバージョン! ……今回の「CHEVROLET FUN DAY」は高年式の「カマロ」や「コルベット」が多く、古いクルマや、スポーツモデル以外のクルマが少なかった。前回の「K5ブレイザー」のようなクラシックモデルやSUV、セダン、ミニバンももっと見たかったなぁ。
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24/52こちらはカーコンテスト「コンクールデレガンス」参加車の駐車スペース。
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25/52スゴいのが「C8コルベット」のシザーズドアの比率(笑)。このドアにしないとコンテストに出られないとか、そういう暗黙のルールがあるのでしょうか?
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26/52ここからはコンテスト参加車のなかで記者が「おっ」と思ったものを紹介。こちらの「C4コルベット」は、貴重なハイパフォーマンスモデルの「ZR-1」だ。
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27/52ロータスがチューニングを手がけたという、5.7リッターV8 DOHCエンジン。「4CAM 32VALVE」の文字が誇らしげだ。
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28/52こちらも同じく「C4コルベット」だが……。
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29/52フロントカウルにはこのような文字が。いやいや。来年もぜひ、富士スピードウェイで会いましょう。
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30/52こちらは現行型「シボレー・カマロ」の一団。カマロは2024年モデルを最後に生産終了がアナウンスされている。ライバルの「フォード・マスタング」は健在だし、クライスラーも新型「ダッジ・チャージャー」で2ドアクーペを存続させているので、GMにもぜひ頑張ってほしい!
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31/52私事はさておき「コンクールデレガンス」の結果はどうなったかというと、「シボレー・カマロ」部門はこちらの2018年型「カマロSS」が受賞した。赤いきらびやかなボンネットが目を引くが、エンジンや足まわりを本格的にチューニングした、“走りのクルマ”とのことだ。
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32/52……とはいえ、やはり気になってしまうのがこのボンネット。「グラインダータトゥー」という技法だそうだが、カスタムの世界に疎い記者には、やっぱりどうやって加工しているのか見当もつかない。写真で表現しきれないのが悔しいが、本当にきれいな細工だった。
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33/52「シボレー・コルベット部門」の受賞車は、こちらの2021年型「シボレー・コルベット コンバーチブル」。これを見て「おや?」と思った人は、かなりディープなwebCG読者。実はこのクルマ、2023年にも同賞に輝いたクルマなのだ。それどころか今回で3連覇達成。まさに偉業である。
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34/52こちらは、今回新設された「メディア投票部門」の受賞車。2015年型の「シボレー・カマロZL1」だ。
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35/52歴代のモデルと同様、5代目「シボレー・カマロ」も日本に導入されていたが、ハイパフォーマンスモデルの「ZL1」は正規では販売されなかった。日本では珍しい、貴重なカマロなのだ。見よ、このスーパーチャージャー付き6.2リッターV8エンジン「LSA」の雄姿を!
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36/52パドックには家族連れで楽しめるショップも多数軒(のき)を連ねていた。こちらは静岡・御殿場の革製品ショップ、伊の蔵・レザーのブース。
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37/52伊の蔵・レザーはこの日のために、「シボレー・カマロ/コルベット」のキーフォブにぴったりのキーケースを製作。オリジナルデザインのキーケースもカスタムオーダーできるとのことだ。
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38/52ブースではレザークラフト製作の実演も。伊の蔵・レザーでは500円玉がぴったりはまる、ワンコインキーホルダーを製作するワークショップも開催していたが、3枠24組はあっさり満員。受け付け終了となってしまっていた。
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39/52こちらは野菜のエキスを使った、透明な「宝石せっけん」のワークショップ。
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40/52参加者の製作した「宝石せっけん」を、許可をいただいて撮影。確かに透明で美しいせっけんだが……これ、使っているうちになくなっちゃうんだよね? もったいなくて、使えないのでは?
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41/52道の駅ふじおやまは、ブースでパンを販売。ふじおやまは国道246号線沿いの道の駅で、記者もロケや取材の終わりに、併設のレストランふじおやまでご飯をいただいたことがある。
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42/52せっかくなので、ハンバーグサンドを購入。パンが柔らかくて実に美味でした。
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43/52“ごめん寝”スタイルの猫のイラストがかわいらしい、山下珈琲も出店していたので、ハンバーグサンドとともにカフェオレで一服する。山下珈琲は富士スピードウェイと同じ静岡県小山町のコーヒー店で、この日は「ボウタイ+ブレンド」なるオリジナルブレンドのコーヒー豆も販売していた。
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44/52このように、パドックに出展しているカフェやマルシェをまわるのも楽しいのだが、実は「CHEVROLET FUN DAY」では、来場者向けにランチ&ドリンクサービスも用意されているのだ。
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45/52来場者に配られていた豪華なお弁当がこちら。メニューは「グリーンアスパラ カリフラワー 南瓜」に「ローストポーク トマトグレイビーソース」「ラタトゥーユ 鶏もも肉の蒸し焼き バルサミコ酢風味」「オホーツクサーモンとほうれん草 グラタン仕立て」「彩り野菜とエビのピラフ」でした。味はもちろん美味、最高。しっかりボリュームもあって、本当に大満足だった。
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46/52ピット内に開設された、来場者にドリンクをサービスする「Chevy's Cafe」。
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47/52前回も思ったのだが、「Chevy's Cafe」に飾られたシボレー車の写真やイラスト、ポスターのカッコいいこと! 思わず「これ、非売品ですよね?」と確認しそうになった。
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48/52パドックのテーブルスペースにて、思い思いにくつろぐ「CHEVROLET FUN DAY 2024」の来場者。
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49/52イベントの最後を締めくくるのは、ホームストレートでの記念撮影と、レーシングコースをぐるりとまわるパレードランである。(写真:ゼネラルモーターズ・ジャパン)
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50/52パレードランへ出発する参加車の車列。(写真:ゼネラルモーターズ・ジャパン)
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51/5275Rからコカ・コーラコーナーへと向かうカラフルな車列。来場台数が249台にものぼったため(さすがに全車がイベントの最後まで残っていたわけではないだろうが)、パレードランはいつまでも終わらなかった。
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52/52ゼネラルモーターズ・ジャパンのスタッフが来場者を見送るの図。来年もまた、ぜひ再会しましょう!