ホンダが「N-BOXジョイ」の実車を公開! 気楽に自分時間を楽しめる新型軽トールワゴン
2024.09.19 自動車ニュース![]() |
本田技研工業は2024年9月19日、軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」シリーズの新モデル「N-BOX JOY(ジョイ)」の実車を公開した。
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アクティブさより“くつろぎ”を重視
ホンダN-BOXジョイは、「N-BOX」「N-BOXカスタム」に続く現行N-BOXシリーズの第3弾モデルである。商品コンセプトは「ENJOY my Pace BOX」というもので、アウトドアなどのレジャーシーンではもちろんのこと、日々のすきま時間にも、より気楽に自分だけの空間・時間を楽しんでもらえることを目的に開発。ラインナップは2種類で、自然吸気モデルの「N-BOXジョイ」とターボモデルの「N-BOXジョイ ターボ」が用意される。
特徴は他の2モデルとは異なる内外装の意匠と、のんびり過ごせる空間を手軽に創出できる、車内の機能・装備にある。
エクテリアデザインは道具感を意識したもので、“角丸”モチーフの専用フロントグリルや、黒いロアカバー付きのフロント/リアバンパー、ドアロアガーニッシュなどを採用。アウタードアハンドルやドアミラーカバー、リアライセンスガーニッシュなどを黒で統一したほか、ヘッドランプにもアルミ調加工とシボを組み合わせた専用デザインのインナーベゼルを用いるなどして、他の2モデルとは異なる趣を表現している。デザイナーこだわりの、斜体の「Joy」ロゴも見どころだ。
カラーバリエーションは自然になじむアースカラーをメインとした全7種類で、N-BOXシリーズとして初めて「デザートベージュ・パール」を設定。同色を含む有彩色5種類は、いずれもルーフをブラックで塗り分けたツートンカラーとなる。ホイールはブラックのスチールホイールにシルバーのハーフキャップの組み合わせで、ターボ車にはメッキリングが装着される。
後席を倒すとゆったり過ごせる空間が出現
インテリアは「ふらっとテラス」をキーワードに開発されており、シートの座面のみならず、2列目シートバックや荷室のフロアボードなどにもチェック柄のはっ水ファブリック表皮を採用。はっ水表皮の採用はホンダNシリーズではこれが初とのことで、表皮の浮きを抑えるべく、初めてシートのコアに基材と織物表皮を成形同時接着する技術を用いるなど、質感にも特にこだわっている。
荷室まわりも他の2モデルとは大きく異なっており、床面を80mm持ち上げることで、2列目シート格納時に現れる段差・傾きを抑制。1列目シートを前端に押しやれば、奥行き161cmの水平でフラットな床面が得られる。加えて、2列目シートバックにはプレートを仕込んでおり、フレームの凹凸を感じさせない快適な座り心地も実現しているという。また、持ち上げられた床面の下には容量18リッターの丸洗い可能なフロアアンダーボックスを設置。フロアエンドボード(床下収納のフタ)は開口時に自立できるようにするなど、機能性・利便性にも細かな配慮がなされている。
インテリアカラーはベージュとブラックのツートンで、シート表皮は自然吸気モデルが先述のはっ水ファブリック、ターボモデルがはっ水ファブリックと合成皮革「プライムスムース」のコンビネーションで、後者には本革巻きステアリングホイールやシフトパドル、プライムスムースのドアライニングアームレストなども装備される。
豊富な純正アクセサリーにも注目
豊富なアクセサリー類もN-BOXジョイの特徴で、ホンダアクセスでは1972年登場の「ライフ ステップバン」をモチーフにしたというデカールセットや、フューエルリッドガーニッシュ、テールゲートスポイラー、14インチアルミホイール、ブラックエンブレムなどを設定。白い「HONDA」ロゴのフロントグリルやLEDフォグランプなどからなる「アクティブフェイスパッケージ」も用意している。
いっぽう機能装備では、ユーティリティーフックやユーティリティーネットなど、車内空間をより便利にするアイテムを設定。荷室を傷・汚れから守るカーゴライナーや、テールゲートタープなども用意しているという。
ホンダN-BOXジョイの発表は2024年9月26日、発売は同年9月27日の予定だ。
(文=webCG/写真=向後一宏)
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