BMWが漆黒に仕立てた日本専用モデル「X7ブラックアルファ」を100台限定で発売
2025.05.08 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2025年5月8日、フラッグシップSUV「BMW X7」に日本専用限定車「BLACK-α(ブラックアルファ)」を設定し、トータル100台の台数限定で導入すると発表した。デリバリーは同年6月以降を予定している。
◆日本限定100台の特別なモデル「BMW X7ブラックアルファ」の外装・内装をより詳しい写真でチェック
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今回導入されるBMW X7ブラックアルファでは、光の波長を吸収する黒からさらに光沢を排除した、マット仕様で力強い漆黒となる「BMW Individualスペシャルペイント」の「フローズンブラックメタリック」を外板色に選択。宝石のような光を放ち存在感を増す上下2分割の「ツインサーキュラー&ダブルライト」、アイコニックグローの「ブラックキドニーグリル」、1万5000個もの青白い星の輝きに似た「パノラマスカイルーフ」の採用などが特徴と説明される。
センターコンソールには、昭和25年に折井着色所として創業以来、伝統技術を受け継ぎ仏像や梵鐘(釣り鐘)、茶道具などのさまざまな鋳造品の着色を手がけてきたモメンタムファクトリー・Oriiの職人による専用バッジが置かれる。この専用バッジには、一枚ずつレーザー彫刻を施したうえで、表面に出た素地(そじ)部分に純銀に近い色調を塗布するという富山・高岡で培われた金属への着色技術が用いられている。
一筆書きで描いた「α」をモチーフとする、夜間に運転席と助手席の足元を照らすドアプロジェクターも同モデルの専用装備とされる。
ラインナップは、3リッター直6ディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた、システム最高出力352PS、システム最大トルク720N・mの「X7 xDrive40dブラックアルファ」と、4.4リッターV8ガソリンターボに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた、同530PS、同750N・mの「X7 M60i xDriveブラックアルファ」の2モデル。
X7 xDrive40dブラックアルファには「22インチMライトアロイホイールVスポークスタイリング755M(ジェットブラック)」を、X7 M60i xDriveブラックアルファには「23インチBMW IndividualライトアロイホイールVスポークスタイリング 914lバイカラー(ジェットブラック)」を採用している。
さらにX7 M60i xDriveブラックアルファでは、ハイグロスブラックの「Mドアミラーカバー」が装着され、テールゲートのバッジがブラック仕上げとされている。漆芸作家/蒔絵師・服部一齋氏の手になる漆蒔絵(まきえ)/螺鈿(らでん)装飾トリムと、川島織物セルコンの職人によってハンドメイドされたウール素材のフロアマットが専用アイテムとして装備されるのもX7 M60i xDriveブラックアルファのみとなる。
価格はX7 xDrive40dブラックアルファが1625万円、X7 M60i xDriveブラックアルファが2140万円。
前者は90台が正規ディーラーにおいて先着順で販売され、後者は9台が専用ウェブサイトでの先着順販売となる。限定100台の残る1台はX7 M60i xDriveブラックアルファで、こちらはBMWがタイトルスポンサーとなり2025年6月5日から6月8日に宍戸ヒルズカントリークラブで開催される「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の副賞として、同選手権の優勝者に贈呈される予定だ。
(webCG)