アメリカメーカーのブース紹介【パリサロン2010】
2010.10.11 自動車ニュース【パリサロン2010】GMはシボレーブランドをプッシュ、アメリカメーカー
ゼネラルモーターズ(GM)とクライスラーが2009年に相次いで経営破たんに追い込まれて以来、ヨーロッパのモーターショーにおけるアメリカメーカーの存在感は薄かった。しかし今回はGMがシボレーブランドで一度に4台のニューモデルを用意するなど、にぎやかな内容となった。
■GM復活ののろし?
GMがブースを用意したのは、ホール5と呼ばれる会場の隅にあるホール。メインのホール1から順路をたどっていくと最後にたどり着く“離れ”だが、主にヨーロッパ市場をターゲットとしたシボレーブランドの新型モデルを一度に4台も披露し、観衆の目を引きつけた。
「シボレー・オーランド」は7人乗りの3列シートを持つコンパクトミニバンである。シボレーにとってヨーロッパのこの市場は経験がなく、初参入に大きな期待がかかる。エンジンは1.8リッターガソリンと2リッターディーゼル(出力違いで2種類存在)が用意され、まずはヨーロッパで2011年初頭に発売する予定だ。
その隣の「シボレー・クルーズHB5」はWTCC(世界ツーリングカー選手権)を戦う「シボレー・クルーズ」の5ドアハッチバックモデルである。これもヨーロッパ市場をにらんだクルマで、2011年の半ばの発売を予定している。ちなみに、スズキの初代「スイフト」をベースに仕立てた同名のコンパクトカーとは関係がない。
シャープな顔つきの青い小型車は「アベオ」という名の5ドアハッチバックで、2010年1月のデトロイトショーで公開されたコンセプトカー「アベオRS」の量産モデルという位置付けだ。ガソリンエンジンの排気量は1.2、1.4、1.6リッターの3種類。またスタート/ストップ機能を持つ1.3リッターディーゼルも用意される。
最後は、GM大宇が製造するコンパクトSUV「キャプティバ」のマイナーチェンジモデル。フェイスリフトが実施されたほか、シート地やダッシュボードのデザインが変更を受けている。またエンジンラインナップが見直され、ガソリン仕様は2.4リッター直4と3リッターV6ガソリン、ディーゼルは2.2リッター直4という布陣になった。
(文と写真=webCG 竹下)
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