日本・韓国メーカーの紹介【パリサロン2010】
2010.10.08 自動車ニュース【パリサロン2010】日本はハイブリッド、韓国はコンパクトカーに注力
エコは日本車の得意分野のはず。なのに、今回のパリモーターショーではいまひとつ精彩を欠いた感がある。地元フランス勢が電気自動車で盛り上げたのに対して、日本勢はハイブリッドカーが中心。それが民衆の心にあまり届かなかった理由だろうか。
■「日産タウンポッド」が新しい
メイン会場のホール1に続いて盛り上がったのがちょっと離れたホール4。トヨタグループのスタンドはそこの約半分を占め(残りの半分はフォルクスワーゲングループ)、「プリウス」や「オーリスHSD」などのフルハイブリッドカーを展示。ワールドプレミアとしては「バーソS」を用意した。日本で販売されている「ラクティス」に相当するモデルだ。
隣のレクサスのブースでは、同じくフルハイブリッドカーの「レクサスCT200h」が中心に置かれた。
日産の高級ブランド・インフィニティも、ハイブリッドカー「M35h」(日本名:フーガハイブリッド)が主役。3.5リッターのV型6気筒ガソリンエンジン(306ps)にモーター(68ps)を組み合わせている。ヨーロッパでは2011年春に発売の予定だ。対する日産ブースでは電気自動車の「タウンポッド」を公開。次期「キューブ」を思わせるような、箱型のスタイリングが印象的だ。
ホンダのブースでは「CR-Z」と、欧州でも直に発売される「ジャズハイブリッド」(日本名:フィットハイブリッド)が披露された。「インサイト」と同じ1.3リッター直4ガソリンエンジンにハイブリッド「IMA」システムを組み合わせ、ヨーロッパの複合モードで22.73km/リッターという燃費を記録する。
■日本車と真っ向勝負
韓国勢ではヒュンダイがBセグメントハッチバックの「ix20」を公開した。ドイツにあるヒュンダイの欧州R&Dセンターがデザインと開発を手がけ、ガソリンエンジンのほかディーゼルも用意される。「ホンダ・ジャズ」(フィット)に真っ向からぶつかるサイズと内容だ。
ヒュンダイ傘下のキアは、電気自動車のシティカーコンセプト「ポップ」を発表した。全長は3mと「トヨタiQ」と同程度。大胆なデザインが採用されており、スタンドに華を添えていた。
(文と写真=webCG竹下)
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