スズキが新型軽BEVや電動レジャーバイクのコンセプトモデルを出展【ジャパンモビリティショー2025】

2025.10.29 自動車ニュース webCG 編集部
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スズキの鈴木俊宏社長と、コンセプトモデルの「Vision e-Sky(ビジョンeスカイ)」(写真向かって右)と「e-VanVan(eバンバン)」(同左)。
スズキの鈴木俊宏社長と、コンセプトモデルの「Vision e-Sky(ビジョンeスカイ)」(写真向かって右)と「e-VanVan(eバンバン)」(同左)。拡大

スズキは2025年10月29日、東京国際展示場で開催されている「ジャパンモビリティショー2025」(会期:11月9日まで)にブースを出展し、新型電気自動車(BEV)のコンセプトモデル「Vision e-Sky(ビジョンeスカイ)」をはじめ、多数の四輪・二輪車を公開した。

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ビジョンeスカイ
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eバンバン
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MOQBA(モクバ)2
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e-PO(イーポ)
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「SUZU-RIDE(スズライド)2」は企画展示「Tokyo Future Tour 2035」のコーナーで試乗も可能だ。
「SUZU-RIDE(スズライド)2」は企画展示「Tokyo Future Tour 2035」のコーナーで試乗も可能だ。拡大
CNG(圧縮天然ガス)/CBG(圧縮バイオメタンガス)仕様の「ビクトリス」。
CNG(圧縮天然ガス)/CBG(圧縮バイオメタンガス)仕様の「ビクトリス」。拡大
CBG(圧縮バイオメタンガス)仕様のスクーター「アクセス」は、牛フンからCBGを生成することを説明するために、子供たちに人気のキャラクター「うんこ先生」とともに展示。
CBG(圧縮バイオメタンガス)仕様のスクーター「アクセス」は、牛フンからCBGを生成することを説明するために、子供たちに人気のキャラクター「うんこ先生」とともに展示。拡大
ブースでは「セニアカー」の40周年や船外機事業の60周年を記念した展示も実施。長年にわたりユーザーに寄り添ってきた、スズキの歴史が感じられた。
ブースでは「セニアカー」の40周年や船外機事業の60周年を記念した展示も実施。長年にわたりユーザーに寄り添ってきた、スズキの歴史が感じられた。拡大

ユーザー一人ひとりに好適で楽しいモビリティーを提案

今回、スズキは新たなコーポレートスローガン「By Your Side」を出展テーマにブースを構成。それに合わせて、展示のメインメッセージも2023年の「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」から「あなたに、ワクワクの、アンサーを。」に進化させ、老若男女はもちろん、二輪・四輪・自転車、さらには船外機のユーザーと、幅広い人々に好適で楽しいモビリティーを提案するかたちで、各種モビリティーや自社の取り組みを紹介した。

特に、プレゼンテーションで一番に紹介されたのが、軽ハイトワゴンのコンセプトモデル、ビジョンeスカイだ。航続距離270kmを標榜(ひょうぼう)するBEVで、インテリアの各所にリサイクル素材を採用。鈴木俊宏社長は、同車を「軽自動車を生活の足として愛用する人の毎日に寄り添うBEV」と紹介するとともに、2026年度の発売を予定していると述べた。

いっぽう、メディア関係者の注目を大いに集めていたのが電動バイクのコンセプトモデル「e-VanVan(eバンバン)」だ。1970年代より人気を博してきたレジャーバイク「バンバン」をモチーフとした原付二種相当のモデルで、現状では市販化等の具体的な計画はないものの、スズキの関係者いわく、すでに多くの反響を得ているとのことだ。

このほかの展示としては、歩行と走行の両方が可能な次世代モビリティー「MOQBA(モクバ)2」や、市販化を目指して開発が進んでいる特定小型原付「SUZU-RIDE(スズライド)2」、そして電動モペット「e-PO(イーポ)」など、2023年のジャパンモビリティショーに出展された参考出展車両の進化モデルを多数出展。特にイーポについては、ビジョンeスカイの市販モデルと同じく、2026年度中の発売予定であることが明らかにされた。

さらにブースでは、これも日本に導入されるという電動スクーター「eアドレス」や、水素を燃料とする「水素エンジンバーグマン」、バイオ燃料で走る「フロンクスFFVコンセプト」、CNG(圧縮天然ガス)/CBG(圧縮バイオメタンガス)仕様の新型SUV「ビクトリス」、そしてインドで試験運用が開始されたバイオガスプラントのミニチュアなども展示。マルチパスウェイでカーボンニュートラルを目指すスズキならではの内容となっていた。

いっぽうで、事業者向けのモビリティーの展示にも力が入っており、“ロボットの足”となることを想定して現在開発中の電動走行ユニット「MITRA(ミトラ)コンセプト」や、新しい都市型呼交通モビリティー「Glydways(グライドウェイ)」なども出展。また2025年が電動車いす「セニアカー」の40周年、スズキ製船外機の60周年にあたることから、それらの歴史を解説する展示も行われていた。

これらの展示内容について、鈴木社長は「お客さま一人ひとりに寄り添う新しいモビリティー社会の実現に必要な要素をたくさん詰め込みました。新しいモビリティー社会はまだ始まったばかり。これからも世界中の“あなた”にワクワクのアンサーで寄り添い続けます」と語り、プレゼンテーションを締めくくった。

(webCG)

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