日産リーフB7 G(前編)
2026.05.31 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「日産リーフ」に試乗。初代のデビューから15年余りを経て生まれた3代目はスタイリングも中身も刷新。苦境にある日産を立て直す重責を担っている。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。空力を意識したスタイリング
日産リーフは2010年に初代が、2018年に2代目が登場しているが、いずれの時代も電気自動車(BEV)がまだまだニッチな存在だった。リーフ自体のスペックも普通の人が普通に乗るには物足りなかったし、街なかや高速道路上の急速充電器は数も出力も十分とはいえなかった。
2025年10月に満を持して登場したのがこの3代目だ。山野がテストしている最上級グレード「B7 G」は容量78kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電走行距離は670kmに到達(WLTCモード)。初代はバッテリー容量が24kWh、一充電走行距離が200km(JC08モード)だったから、まさに隔世の感がある。ただし、現在は他社も魅力的なBEVを多数ラインナップしており、日産の国内ラインナップにも「サクラ」「アリア」と大小がそろっている。新型リーフは山野にどんな印象を残したのだろうか。いつものとおり、まずはエクステリアデザインから聞いてみよう。
「スタイリングはなかなか魅力的ですね。まずフロントフェンダーがGTマシンのようにボンネットのところまで盛り上がっています。ボンネットを下げてエアロダイナミクスを改善して、でも大きいタイヤを入れるためにやっている。結果的に全体が筋肉質に見えます」
「ボディー全体ではかなり空力を意識しているのが分かります。フロントのフラッシュサーフェスデザインがそのままリアにつながり、ルーフラインが一筆書きのようになっている。デッサンをそのまま生産モデルにしたかのようです。リアはいわゆるコーダトロンカにしてばっさりと断ち切っている」
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