トヨタRAV4アドベンチャー(後編)
2026.08.30 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「トヨタRAV4」をドライブ。前編ではそのパワートレインの中間加速のよさを語った山野。後編ではそこをもう少し掘り下げて聞くとともに、止まる、曲がるも含めたシャシー全体の印象を聞いてみた。金属的な味わいの加速
(前編からの続き)
山野哲也がドライブしているのは新型トヨタRAV4の「アドベンチャー」グレード。そのパワーユニットはシステム全体で最高出力240PSを発生する2.5リッターのハイブリッドだ。前編の最後に山野はその中間加速のよさを語っている。
「新しいRAV4はアクセルの踏み始めはすごく優しい加速を見せます。コントロール幅が広く、気を使わせないセッティングです。その後に訪れる中間加速域では分厚いトルクが感じられ、ドライバーは気持ちの高まりとともに胸のすくような加速を味わえる。ここのしつけ方が見事です」
「分かりやすいのは60km/hくらいから踏み足したときの加速ですね。ユニークなのはその加速に電気の力というよりもエンジンの力、いわば金属的な味わいが感じられるところです。トヨタのハイブリッドはエンジンとモーターの動力をミックスしているとはいえ、この金属的な感触、清涼感も気持ちのよさにつながっています」
「あと、ブレーキの感触も特筆すべきところです。特にペダルストロークの中間から奥にかけてのセッティングが素晴らしい。例えばストロークの中間まで踏んでいて、そこからもうちょっと制動力が欲しくなるようなシーン。普通のクルマだと制動力を弱く感じることが多いですが、新しいRAV4はそこからでもきちんとノーズダイブして、きっちりと止まってくれる。物理的に難しい領域を実走行で煮詰めているに違いありません。制動初期の優しいタッチも好感触です」
RAV4のブレーキシステムは電子制御式に刷新されており、4つのブレーキの制動力を個別かつより細かくコントロールできるようになっている。いずれにしても「進む」と「止まる」がより高度に進化したのが新型の特徴といえるだろう。
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