第42回:『ジャガーの“比較広告”』(その2)
2007.09.01 広告のススメ第42回:『ジャガーの“比較広告”』(その2)
前回紹介したジャガーの比較広告は、ブラジルで制作されたもの。しかし、陽気で明るそうなかの地でも、比較広告は珍しいという。この広告をつくったクリエイティブディレクターに、その狙いと効果を聞いた。
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はじめての比較広告
「ブラジルでの比較広告は初めて見ましたが、よく行われるのですか?」と、クリエイティブディレクターのカルロス・シルベリオ氏に聞いた。
「その通り、比較広告をブラジルで行ったのは珍しい。あることはあるが保守的で、明解な表現はしない。今回の広告でわれわれは、他のブランドをバカにすることなく、適切に表現した。私はライバル車のことを、大胆にはっきり述べた。ジャガーは贅沢な高級車なので、ほかのクルマを軽視しないようなアイディアを熟慮したのだ。反響については、ほとんどの人たちが“素晴らしかった”と、この比較広告に対して最大限の賛意をしめしてくれた。メルセデスベンツの人たちからもお礼をいわれたほどだ」と語る。
Jaguar“Mr. vs. Sir.”、“Rich vs. Chic”/Brazil
クリエイティブディレクター:Carlos Silverion/Francesc Patit
コピーライター:Francesc Patit
アートディレクター:Francesco Patit/Bruno Ribeiro
フォトグラファー:Rogerio Miranda
エージェンシー:DPZ Propaganda/Sao Paulo
(2003年4月19日)

金子 秀之
早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。
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