
今回の環境技術説明会は、東京・台場にある「MEGA WEB」の「トヨタ ユニバーサルデザイン ショウケース」で行われた。
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今回の環境技術説明会は、東京・台場にある「MEGA WEB」の「トヨタ ユニバーサルデザイン ショウケース」で行われた。
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アトキンソン化、低フリクション化による熱効率の向上と直噴化により、環境性能と動力性能を高次元で両立したというハイブリッド用のAR系2.5リッター直4エンジン。次期「クラウンハイブリッド」にV6に代わって搭載されるそうだが、クラウンの上級グレードに4気筒エンジンが積まれるのは45年ぶりとなる。ある意味とても感慨深い。
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AR系2.5リッターをベースに2リッターに縮小しターボを装着した、トヨタ初となる過給ダウンサイジング直噴エンジン。こちらの市場投入予定は2014年以降で、搭載車は未定という。トヨタの乗用車用ターボエンジンは、2007年で販売終了した「カルディナGT-FOUR」に搭載された3S-GTE以来となろうか。
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ヨーロッパ市場向けの小型車用として2015年以降に市場投入予定という1.4リッター直4ディーゼルターボエンジン。基本設計は従来型と同じコンベンショナルなSOHC2バルブだが、小型高効率ターボやLPL EGRシステムなどの採用により、低燃費と走行性能、そしてNOx触媒なしに「EURO6」に対応する環境性能を実現した。
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北米向け「レクサスRX350 Fスポーツ」に搭載されている、世界初というFF用8段AT。ワイドかつクロスな変速比で燃費および加速感を向上したいっぽう、低フリクション化により効率を高めたという。
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この9月からカリフォルニアなど一部の北米市場に導入される「RAV4 EV」。トヨタと提携しているアメリカのEVメーカー、テスラモーターズと共同開発されたもので、リチウムイオンバッテリーやモーターなどはテスラから供給を受ける。モーターの最高出力は115kW(156ps)で、最高速度約160km/h、航続距離は約214kmという。
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「iQ」をEV化した「eQ」。フロントに充電口(普通充電/急速充電)が備わるほか、前後バンパーやホイールキャップも専用となる。ツートンカラーも特別に用意されたもの(モノトーンも選択可能)。価格は360万円(税込み)。
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ブラックとホワイトのインテリアトリムは専用。リチウムイオンバッテリーを床下に収めたため、フロアトンネルが「iQ」より高くなっている。
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メーターパネル、電費計などを備えたナビも「eQ」専用となる。
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MEGA WEB内の試乗コース「ライドワン」では「eQ」のミニ試乗会が実施された。わずか2周のドライブだったが、EV特有のトルクフルな走りで動力性能にまったく不満はなく、完成度は高く感じられた。
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