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日本国内では2014年3月に発売された、最新型の「アウディA8」。このうち、自然吸気の6.3リッターW12エンジンを搭載する「A8 L W12クワトロ」と、4リッターV8直噴+ツインターボを520psにまでチューンした「S8」だけは、同年5月からの扱いとなる。
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マイナーチェンジを機に、グリルやボンネット、ヘッドランプなどが変更された。
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「マトリクスLEDヘッドライト」は、周囲を最適に照らす斬新なヘッドランプ。ロービーム用のLEDと、25個のLEDで構成するハイビームユニットを組み合わせている。ハイビーム時にフロントウィンドウに備わるカメラが前方の状況を検知することで、対向車や先行車の迷惑にならないように正確に路面を照らす。瞬時に光を点灯、調節できるLEDの特性を生かしたテクノロジーで、センサーやナビゲーションシステムとも連動する。
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インテリアの造形は、マイナーチェンジ前のものが継承される。写真は「3.0 TFSIクワトロ」のもので、革張りのダッシュボードやドアトリムなどはオプション装備。
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中央に大きなマルチインフォメーションディスプレイが配される、2眼式の計器盤。速度計は最高300km/hを刻む。
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「A8」の駆動方式は、「ハイブリッド」のみFF、他のモデルはすべて4WDとなる。
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「3.0 TFSIクワトロ」のフロントに縦置きされる、スーパーチャージャー付きの3リッターV6。310psと44.9kgmのアウトプットは、マイナーチェンジ前から据え置きとなる。
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こちらは、同じく「3.0 TFSIクワトロ」の前席。オプション「コンフォートパッケージ」を選択したテスト車のシートには、空気圧調節式のサイドサポートやクッション長調節機能、コンフォートヘッドレスト、シートバックポケットなどが備わる。
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「アウディA8」の足まわりには、標準でエアサスペンションがおごられる。
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他のアウディ車同様、簡単なスイッチ操作により、車両の走行特性を変更することができる。
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センターコンソール下部に並ぶ、エアコンやナビなどのスイッチ類。温度と風量を各座席ごとに細かく設定できるエアコンは、自慢の装備のひとつ。
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マイナーチェンジに伴い、トランクルームの容量は520リッターから530リッター(VDA方式)に拡大されている。電動式のトランクリッドは、リアバンパーの下に足先をかざすだけで開けることが可能。
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「3.0 TFSIクワトロ」のリアビュー。バンパーが直線基調になり、テールパイプエンドが台形になるなど、リアまわりのデザインにも、多少手が加えられた。
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「A8 L 4.0 TFSIクワトロ」には、後席の居住性に寄与するロングボディーが与えられる。ホイールベースは、標準ボディー比で130mm長くなる。
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マイナーチェンジでパワーが15ps上乗せされた、4リッターV8ツインターボ(435ps、61.2kgm)。低負荷時に4つの気筒を休止させる機能も備わっている。
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ロングボディーモデルの後席は、独立型の2人掛け。シートヒーターやベンチレーション、エンターテインメントシステム、マッサージ機能といった快適装備に加え、センターテーブルや電源(100Vソケット)なども備わる。
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ブレーキガード(自動ブレーキ機構)や、自動ステアリング修正機能が付いたアクティブレーンアシスト、車線変更時に並走車の存在を知らせるサイドアシストなどの安全装備も、セットオプション「アウディプレセンスパッケージ」として用意される。
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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後席の様子。「3.0 TFSIクワトロ」の場合、シートカラーは写真の「ナツメグブラウン」を含め、全8色から選択できる。
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アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ
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今回試乗した「A8 L 4.0 TFSIクワトロ」のインテリアは、スペシャルな素材と色を選ぶことができる、アウディデザインセレクションで仕立てたもの。
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機能装備の操作スイッチが多数並ぶ、「アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ」後席のセンターコンソール。写真左にはセンターテーブルが、アームレスト下にはマッサージ用のリモコンが見える。
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ウインカーは、光が車体の中心部から外に向かって流れるように、点滅する。
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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アウディA8 3.0 TFSIクワトロ
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「アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ」の後席。テスト車のインテリアは、スペシャルな素材と色を選ぶことができる「アウディデザインセレクション」で仕立てたもの。
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バング&オルフセンのサウンドシステム。そのデザインもさることながら、乗員の耳の位置にツイーターを配置するなど、最高の音場作りにこだわっているという。
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「アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ」の後席を左右に分かつ、センターコンソール。多数の操作スイッチが、その多機能ぶりを物語る。
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タイヤサイズは、前後とも255/45R19、銘柄はコンチネンタルの「コンチスポーツコンタクト5」。タイヤのサイズと銘柄は、V6モデル、V8モデルで共通だった。
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電動チルト式のガラスサンルーフは、「アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ」に標準で備わる。
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「アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ」の後席用バニティミラー。左右それぞれに、一つずつ備わる。
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アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ
