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2014年3月ジュネーブショーで公開された「カリフォルニアT」。車名の「T」はターボの意。
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前ホイールアーチから後方に伸びるエアベントのデザインが修正を受けた。またそれに伴い、後ろホイールアーチでキックアップするキャラクターラインも引き直されている。
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バンパー部の黒いガーニッシュが廃され、左右に新たにエアベントが設けられるなど、テールエンドも小さくはない変更を受けている。テールパイプのレイアウトも変わった。
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3.9リッターV8ターボエンジンは560psと77.0kgmを発生する。エンジン回転数と選択されているギアに合わせてターボのブースト圧を制御する「バリアブルブーストマネジメント」機構が備わる。
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インパネも基本的なデザインこそ継承しているが、細部の形状やスイッチ類のレイアウトなどが見直されている。
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後シートの背もたれを倒せば、ご覧のとおり、ゴルフバッグなど長さのある荷物を積むことができる。
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トランクルームの容量はクーペ時が340リッター、オープン時が204リッター。
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動力性能は0-100km/h加速が3.6秒、最高速は316km/h。パワーウェイトレシオは2.9kg/ps。
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試乗の舞台はイタリア・トスカーナ地方。ステアリングを握るのは筆者。
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ウィンカーレバーなどステアリングコラムから伸びるアーム類が廃され、さまざまな制御系がステアリング上に集められた。写真では確認しづらいが、シフトパドルの形状も変更を受け、上下に長くなっている。
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リアバンパーの下端にのぞくディフューザー(トリプルフェンスディフューザー)はデザインが改められ、従来型より高いダウンフォースを発生するという。
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ライトハンダーを行く「カリフォルニアT」。「バリアブルブーストマネジメント」機構の採用により、7段トランスミッションのギア比は平均で14.8%、7速では23%高められている。この措置により、加速性能を4.3%向上させたほか、燃費を15%改善させたという。
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インパネ中央にあるエアアウトレットの間に、ターボ関連のデータや外気温、時刻などを表示する円形モニター「ターボパフォーマンスエンジニア」が新たに設けられた。
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オープン化に要する時間は14秒。新型ではエンジンの搭載位置が40mm下げられており、ハンドリングの改善が企図されている。
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2014年3月のジュネーブショーで“ワールドプレミア”されたあと、その翌月に日本でも発表された。価格は2450万円。納車は2014年の後半に始まる予定。
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フェラーリ・カリフォルニアT
『フェラーリ・カリフォルニアT(FR/7AT)【海外試乗記】』の記事ページへ戻る