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2014年1月のデトロイトショーに合わせて世界初公開され、日本では同年7月に発売された新型「メルセデス・ベンツCクラス」。Cクラスという名称になってから4代目にあたる。
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ボディーサイズは全長×全幅×全高=4715×1810×1430mmと、従来モデルより一回り拡大。ホイールベースは80mmも長い2840mmとなった。
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丸いエアコン吹き出し口など、インテリアのデザインは「Aクラス」や「CLAクラス」の流れをくむものとなった。シフトセレクターの位置は、センターコンソールからステアリングコラムに変更されている。
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新型「Cクラス」には、テスト車が装備していたエアサスペンションを含め、全3種類のサスペンションが用意される。
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新型「Cクラス」の前席。テスト車はオプションの本革シートを装備していた。
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後席は4:2:4の分割可倒式。ゆとりを増したレッグルームや新開発のシートクッションなどにより、快適性が向上している。
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日本で販売される新型「Cクラス」は、ランフラットタイヤが標準装備となる。テスト車は前:225/45R18、後ろ:245/40R18サイズの「ミシュラン・プライマシー3」を装着していた。
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充実した安全装備も新型「Cクラス」の特長。緊急自動ブレーキや前走車追従型クルーズコントロールはもちろん、自動操舵技術を用いたレーンキーピングアシスト機能も用意されている。
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運転に対する意識が散漫にならないよう、一定時間ステアリングに入力がない場合は、警告音と液晶ディスプレイでドライバーに注意を促す。それでも反応がない場合、ステアリングアシスト機能は自動でカットされる。
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各種アクティブセーフティー機能や運転支援システムは、ドライバーの任意でオン・オフが可能となっている。
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認知能力を向上させるため、センサー類を大幅に強化。リアにレーダーがひとつ追加されたほか、前方を監視するカメラはモノラル式(単眼)からステレオ式(複眼)に変更された。
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サスペンションやアクセルなどの特性を切り替えられる「アジリティセレクト」。走行モードは「エコノミー」「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」に、個々のパラメーターを個別調整できる「インディビジュアル」を加えた5種類が用意される。
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センターコンソールにはインフォテインメントシステムや「アジリティセレクト」などの操作系をまとめて配置。コントローラーの形状は「Sクラス」のそれに準じたものだ。
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「Cクラス」としては初採用となるヘッドアップディスプレイ。フロントウィンドウに車速などの走行情報を表示する。
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ボディーに関しては、アルミニウムの積極的な採用もトピックス。ホワイトボディー同士で比較した場合、従来モデルより70kgの軽量化を実現したという。
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Cd値を0.24に抑えるなど、優れた空力性能を実現。燃費性能に加え、風切り音を抑えることで静粛性も向上させているという。
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日本仕様に設定されているエンジンは全部で3種類。テスト車の「C200アバンギャルド」には、最高出力184psの2リッター直4直噴ターボが搭載されている。
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トランクルームには445リッター(VDA方式)の容量を確保している。(写真をクリックするとシートの倒れる様子が見られます)
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メルセデス・ベンツC200アバンギャルド
『メルセデス・ベンツC200アバンギャルド(FR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る