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ずらりと並んだマツダのi-ACTIV AWD搭載車。試乗の舞台は北海道士別市にある交通科学総合研究所・士別試験コースと、その周辺の一般道。
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テストコース内にあるハンドリングコースを行く「アテンザワゴンXD Lパッケージ」。
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電磁クラッチがボールカムを動かしてメインクラッチを圧着する4WD方式自体は、マツダは以前から使用していた。それを新世代モデルに採用するに当たり、大幅な小型化および軽量化、ユニットの低抵抗化、制御の緻密化などを行い、「タイムラグ“ゼロ”のレスポンス」をうたうi-ACTIV AWDに進化させた。
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4WDシステムの要となる「電子制御アクティブトルクコントロールカップリングユニット」(写真中央の円筒形のパーツ)はリアデフの直前に配置される。写真は「CX-3」のもの。
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一般道の圧雪路を行く「CX-5 XD Lパッケージ」。
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「CX-5 XD Lパッケージ」4WD仕様の車重は1650kg(サンルーフ装着車)。同グレードのFF車と比較すると60kg重い。
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4WDシステム制御のパラメーターとしてi-ACTIV AWDシステム搭載車は多数のセンサーを備える。スロットルペダル位置、ステアリング舵角(だかく)、ブレーキ液圧から始まり、外気温、そして前後ワイパースイッチのオン/オフまで感知している。
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登坂試験路の15%勾配で発進テストを行う「アクセラセダン15S」。
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i-ACTIV AWDがいかに素早く、かつ安定して作動するかを確認する。登坂路の途中で停車し、ステアリングを切った状態でごく普通に発進してみる。
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アクセラは前輪をごくわずかに滑らせたが、次の瞬間から安定して坂を上り始めた。
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テスト車はいずれもスタッドレスタイヤ(ブリヂストン・ブリザックVRX。「CX-5」はブリザックDM-V1)を履いていた。
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パイロンで特設されたタイトなハンドリングコースを行く「アクセラスポーツ15S」。まずはFF車で回頭性やハンドリングをチェックする。
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FFの「アクセラスポーツ」だと、雪上の中速コーナーで軌跡が微妙に膨らんでいく。しかし基本的には軽快かつ安定した挙動に終始した。
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続いて4WDの「アクセラスポーツ」でコースイン。一段と安定しているだけでなく、積極的なスロットル制御に対して後輪駆動車のような挙動すら見せた。
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i-ACTIV AWDでは瞬時に後輪を駆動させることを目的に、電子制御カップリングの多板クラッチを完全にフリーにすることはない(前輪駆動時にも厳密な意味で前後トルク配分が100:0になることはない)。
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マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ
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マツダCX-5 XD Lパッケージ
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マツダ・アクセラセダン15S
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マツダ・アクセラスポーツ15S
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マツダ・アクセラスポーツ15S
『マツダの新世代AWD車雪上試乗会【試乗記】』の記事ページへ戻る