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ボディーが旧型よりひとまわり小さくなった現行「プジョー308」。サイズは全長4260×全幅1805×全高1470mm。「フォルクスワーゲン・ゴルフ」(4265×1800×1460mm)と同等。
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小径ステアリングと「ヘッドアップインストルメントパネル」を組み合わせたユニークな運転席デザイン「i-Cockpit(アイ・コックピット)」が採用されている。
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テスト車は最上級グレードの「シエロ」。車両価格は345万8000円。
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モーターショーが必ずしも「初公開」の場にならないのは今のクルマのお約束。現行「308」もショーデビューの4カ月前、2013年5月にすでに画像と概要が発表されていた。
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EMP2プラットフォームは、まず現行「シトロエンC4ピカソ」(欧州では2013年3月発表)に使用され、続いて現行「プジョー308」、そして「プジョー408」(中国、アジア、南米等向け車両)にも用いられた。
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フルLEDヘッドランプが標準装備となる(ベースグレードの「プレミアム」を除く)。
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日本向けは1.2リッター直3ガソリンターボエンジン(130ps)のみだが、本国では幅広いエンジンラインナップがそろっている。
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「i-Cockpit」と呼ばれるコックピットデザインは弟分の「プジョー208」で最初に採用された。ステアリングの径は小さく、水平方向で35cm、垂直方向だと32.5cmしかない。ロック・トゥ・ロックは2.9回転(すべてwebCG実測値)。
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メーターは左が速度計(表示は250km/hまで)で時計回り、右がエンジン回転計(レッドゾーンは6000rpmから。表示は7000rpmまで)で反時計回りとなっている。
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「シエロ」グレードには、テップレザーとアルカンターラのコンビネーションシートが装着される。
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「シエロ」の装備の売りとなるパノラミックガラスルーフ。ちなみにCieloはスペイン語で「シエロ」、イタリア語で「チェーロ」と発音し「空」などの意。フランス語ならCiel(シエル)。
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後席の居住性には余裕がある。ひざ下の寸法(いわゆるヒール段差)が高めなので、着座姿勢がルーズになりにくい。
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ラゲッジルームの容量は420~1309リッター(VDA方式)と大きい。テールゲート下端の地上高は約69cm。
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現在「308」で唯一の選択肢となる1.2リッター直3ターボエンジン(130ps、23.5kgm)。「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の1.2リッター直4ターボ(105ps、17.8kgm)より強力。
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トランスミッションはアイシン・エィ・ダブリュ製の6段AT。
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箱根のワインディングロードを行く「308シエロ」。
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タイヤサイズは前後とも225/45R17。
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今回のテスト距離は212.8km。燃費はドライブコンピューターでは13.1km/リッター、満タン法では12.6km/リッターを記録した。
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プジョー308シエロ
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意外なところに日本ブランド。「シエロ」には日本のオーディオブランド「DENON(デノン)」のスピーカーシステムが装着されている。
『プジョー308シエロ(FF/6AT)【ブリーフテスト】』の記事ページへ戻る