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1951年に登場した「トヨタ・ジープBJ型」以来の歴史を誇る「トヨタ・ランドクルーザー」。「200系」と呼ばれる現行型は2007年9月に登場した。
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現行型「ランドクルーザー」のインテリア。4ゾーン独立温度調整機能付きフルオートエアコンや、シートヒーター、ステアリングヒーターなど、装備は充実している。
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フロントグリルのデザインも大幅に変更されており、上下にメッキを施した、3本のバーが配されている。
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今回のテスト車は「ZX」。車高調整機構付きの電子制御ダンパーなどを備えた、現行型「ランドクルーザー」の最上級グレードである。
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「ZX」ではシート表皮にナッパレザーを採用。シートカラーは写真の「ブラウン」のほか、「ブラック」「フラクセン」の2色を用意している。
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エントリーグレードの「GX」を除き、セカンドシートは、4:2:4の3分割でリクライニング調整が可能。6:4の2分割でスライド調整およびタンブル格納ができる。また「ZX」では、スライド調整機構は電動式となる。
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サードシートは3人乗りだが、格納は5:5の2分割可倒式となる。「ZX」ではシートの左右跳ね上げ機構は電動式となっており、後はシートをロックするだけで、荷室空間を広げることができる。
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2015年8月のマイナーチェンジでは、センタークラスターの意匠を一新。スイッチや表示類の配置を見直すことで、操作性を改善している。
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センターコンソールについても設計を大幅に変更。走行に関する機能の操作スイッチがここに集約された。なお、副変速機でローギアを選ぶためには、シフトセレクターを「N」に入れておく必要がある。
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メーターについては、車両の状態をひと目で把握できるよう、アナログ式の速度計とエンジン回転計、油圧計、水温計、電圧計、燃料計を採用している。
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マイナーチェンジ後のフロントマスクは、前方に張り出した六角形のフロントグリルや、相対的に奥まった位置に備えられたヘッドランプ、左右に分割されたボンネットのパワーバルジなどが特徴となっている。
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今回のマイナーチェンジでは、安全装備も大幅に強化。モノラルカメラとミリ波レーダーを使った運転支援システム「Toyota Safety Sense P」が全車に標準で採用された。
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パワーユニットは従来モデルと同じで、吸排気連続可変バルブタイミング機構の「デュアルVVT-i」付き4.6リッターV8エンジンを搭載。トランスミッションには6段ATを採用している。
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シートの格納は、3列目は左右跳ね上げ式、2列目はタンブルフォールディング式となっており、最大で奥行き1685mm、幅990mm、高さ1100mmの荷室スペースが得られる。(写真をクリックするとシートアレンジが見られます)
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「ZX」に採用される新デザインの20インチアルミホイール。タイヤサイズは285/50R20で、ダンロップのSUV用オールシーズンタイヤ「グラントレックPT2A」が装着されていた。
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早朝の東京・丸の内周辺を走る「ランドクルーザー」。JC08モード計測による燃費は、「GX」と「AX」では6.9km/リッター、「AX“Gセレクション”」と「ZX」では6.7km/リッターとなっている。
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悪路走破に貢献する新機能の「アンダーフロアビュー」。車両周囲の情報をモニター表示する「マルチテレインモニター」に追加された機能の一つで、ボディーの下の路面状況と、タイヤの位置を表示することができる。実際にはボディーの下にカメラを備えているのではなく、フロントのカメラで事前に撮影しておいた路面の映像を映し出す仕組みとなっている。
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トヨタ・ランドクルーザーZX
『トヨタ・ランドクルーザーZX(4WD/6AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る