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「A3スポーツバックe-tron」は、アウディ初の量産プラグインハイブリッド車として、2013年のジュネーブショーで発表された。
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インストゥルメントパネルまわりの意匠については、基本的に純ガソリン車と共通。ただし、メーターやダッシュボード上のモニターには「e-tron」専用の表示機能が採用されている。
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フロントまわりでは、14本のメッキバーを備えたフロントグリルが「e-tron」の特徴。「S line」用のものをベースに、左右のエアインレットに装飾を施したバンパーも、純ガソリン車との違いとなっている。
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リフレクター付きのバンパーや、専用デザインのディフューザー、サイドスカートなども「e-tron」の目印である。
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フロントのフェンダーパネルを飾る「e-tron」のロゴ。
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パワーユニット全体で204psの最高出力と35.7kgmの最大トルクを発生する「A3スポーツバックe-tron」。0-100km/h加速は7.6秒、最高速は222km/hという動力性能を実現している。
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4種類用意されるパワーユニットの制御モード。「バッテリーレベル持続(充電継続)」は、バッテリーの残量を維持しながら走るモード、「ハイブリッドチャージ(充電増加)」は、積極的に充電しながら走行するモードとなっている。
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「e-tron」には、形状や表皮の種類、色などの異なる4種類のシートを用意。テスト車には「S line」専用のクロスとレザーのコンビシートが装備されていた。
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「e-tron」のリアシート。8.7kWhのリチウムイオンバッテリーは、この下に搭載される。
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パワーユニットは1.4リッター直4直噴ターボエンジンと電動モーターの組み合わせ。電動モーターはトランスミッションと一体となって搭載されている。
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試乗会場に並べられた「A3スポーツバックe-tron」。ボディーカラーは全8種類の設定となる。
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「三菱アウトランダーPHEV」や「ホンダ・アコード プラグインハイブリッド」などとは異なり、「A3スポーツバックe-tron」には、トランスミッションが搭載されている。
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充電口はフロントグリルに飾られるエンブレムの下に配置。対応するのは100Vと200Vの普通充電のみで、急速充電器は使用できない。
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アウディ ジャパンでは「A3スポーツバックe-tron」の日本導入を機に、各ショールームへの充電器の設置を進めている。
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総電力量8.7kWhのバッテリーと、40リッターのガソリンタンクを搭載した「アウディA3スポーツバックe-tron」。電気とガソリンをあわせた走行可能距離は、940kmとされる(NEDCでの測定値)。
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バッテリーの残量やパワーユニットの作動状態などは、ダッシュボード上部のモニターで確認できる。
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「e-tron」のメーターナセル。左側にはエンジン回転計に代えてパワーフローメーターが装備されている。マルチインフォメーションディスプレイには、残りのEV走行可能距離やハイブリッド走行可能距離、エンジンの回転数など、さまざまな情報が表示される。
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パワーユニットの制御モードは、インストゥルメントパネルの中段に設けられたスイッチで切り替えを行う。
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ダッシュボードの助手席側に貼られた「e-tron」のプレート。
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現在アウディでは、次世代環境技術として、動力源に電気を用いる「e-tron」に加え、水素を利用する「h-tron」、天然ガスを利用する「g-tron」の研究開発を進めている。
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サスペンションの仕様は、標準車でも「S lineスポーツパッケージ」でも同じ。タイヤサイズは、前者が225/45R17、後者が225/40R18となる。
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ラゲッジルームの容量は、後席を起こした状態で280リッターと、FF車で380リッター、4WD車で340リッターという純ガソリン車より減じている。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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2015年内に日本での販売が開始される「A3スポーツバックe-tron」。欧州では大型SUV「Q7」のプラグインハイブリッド車も発表されており、同じく2015年内には販売が開始されるという。
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アウディA3スポーツバックe-tron
『アウディA3スポーツバックe-tron(FF/6AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る