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試乗の舞台はマツダの北海道剣淵試験場(上川郡剣淵町)と、その周辺の公道。「デミオ」から「CX-5」まで、i-ACTIV AWD搭載車がずらりと用意された。
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i-ACTIV AWDのカットモデルを見る。これはフロントアクスルのPTO(パワーテイクオフ)部。軽自動車並みの小型ハイポイドギアや肉厚2.5mmの薄肉アルミ製キャリアケースなどを用い、PTO単体では従来比55%の軽量化を実現している。
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リアデフ(左)の前方に電子制御カップリングユニット(右)が設置されている。カップリングユニットは湿式多板クラッチを電磁ソレノイドがボールカムを動かして圧着する方式。ユニット自体はジェイテクト製。
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プロペラシャフトの中には、シャフト(パイプ)の膜振動を減衰させるデッドナー(白い部分。紙材製)と、パイプの曲げ振動を減衰させるダイナミックダンパー(黒い部分。ゴムおよび金属製)が内蔵されている。
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アップダウンのある周回コース(融雪路)を行く4WDの「デミオ」。この日は路面のところどころにアイスバーンが顔を出していたが、安定した走りに終始した。
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同じ周回コースをFFの「デミオ」でも走ってみたが、慎重なアクセルワークに徹しないと“ズルッ”と滑ってしまう。
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i-ACTIV AWDはあらかじめシステムにプリトルクがかかっているので、4WDにスムーズに移行できるのが利点。
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凍結した上り坂で停止し、そこから発進するテストを行う。4WDの「CX-5」では、なんら問題なくスタートできる。
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同じく凍結した上り坂にて。FFの「CX-5」では前輪が路面を“かいて”しまうばかり。結局、発進できなかった。
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林道を閉鎖したテストコースを行く「アテンザ」(4WD)。多彩なアンジュレーションは自然の道ならでは。人工的に整備するテストコースでは、なかなかこういう起伏は再現できないだろう。
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キビキビとしたハンドリングが気持ちよかった「CX-3」(4WD)。しっとりした乗り心地とのバランスの良さも印象的だった。
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FFの「アクセラセダン」でスラロームコースを行く。終始アンダーステアに見舞われる。
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4WDの「アクセラセダン」ではアンダーステアは気にならず、ノーズが自然に内側を向く。まるでFRベースの4WD車のような挙動だ。
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スラロームコースを行く4WDの「アクセラセダン」。
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テストコースを後にして、「CX-5」(4WD)でいざ公道へ。
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テストコースとは異なり、一般道では路面状況が刻々と変わる。ドライ路からウエットへの進入でも、i-ACTIV AWD搭載車の挙動は安定しており、安心感が高い。
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ドライ路を行く「CX-5」(4WD)。どんな道でも安心できるのがi-ACTIV AWDのいいところ。
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マツダ・デミオ13S Lパッケージ
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マツダCX-3 XDツーリング Lパッケージ
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マツダ・アテンザセダンXD Lパッケージ
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マツダCX-5 XD Lパッケージ
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マツダ・アクセラセダン15S
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マツダCX-5 XD Lパッケージ
『マツダi-ACTIV AWD雪上試乗会【試乗記】』の記事ページへ戻る