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1/52017年シーズンのような大幅なレギュレーション変更がない分、各陣営ともマシン、パワーユニットの課題を克服することに注力。王者メルセデスも、マシンの基本コンセプトをキープしながら各所をさらにリファインした「W09」(写真)をデビューさせた。プレシーズンテストでは最長4800km、実に15レース分以上の距離を走破。最速タイムでニュースになるよりも、自分たちのプログラムを着実にこなし、5連覇に向けて盤石の態勢を築いた。(Photo=Mercedes)
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2/5今年から全車に義務付けられる、ドライバーの頭部保護を目的とした「Halo(ヘイロー)」を装着したフェラーリ「SF71H」(写真)。メルセデスとは対照的にマシンの開発方針を修正し、レーキ角を強めに、さらにロングホイールベース化を進めてきた。昨年は低速コース(モナコ、ハンガリー、シンガポール)で強かったが、今年は高速サーキットでもメルセデスに対抗したいところ。(Photo=Ferrari)
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3/5メルセデス、フェラーリから出遅れた昨シーズンの反省を踏まえ、レッドブルは新型「RB14」(写真)を早めにデビューさせ、開幕前までに少しでも熟成を進めようとしてきた。マシンのポテンシャルは高そうだが、あとはルノーのパワーユニットがどこまで期待に応えてくれるか。パワーユニットのアップグレードがシーズン中に予定されているというが、その時期は未定。さらに2019年以降ルノーを使い続けるかにも疑問符がついているような状況である。(Photo=Red Bull Racing)
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4/5パパイヤオレンジのマクラーレン「MCL33」(写真)。3年間続いたホンダとの関係に終止符を打ったチームは、新たにルノーのパワーユニットを得て心機一転から出直すことに。しかしテストではさまざまなトラブルが頻発し思い通りに走行できず、10チーム中最少のマイレージで開幕戦に臨むことに。それでもフェルナンド・アロンソやチーム関係者からはポジティブな発言が相次いでいた。(Photo=McLaren)
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5/5テストでは、メルセデス、フェラーリに次ぐ3番目に長い距離を走破することができた新生トロロッソ・ホンダ(写真)。ホンダは、昨年までの不調がうそのような安定感で、新パートナーのトロロッソとの信頼関係を築いている。復帰4年目、ホンダは体制を一新し、F1第2期、第3期を知る田辺豊治をテクニカルディレクターに据えた。マクラーレンでの3年間を糧に、まずは、激戦必至の中団グループでコンスタントにポイントを稼ぐことから始めたい。(Photo=Toro Rosso)

柄谷 悠人
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