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2/22フォルクスワーゲンのBセグメントSUV「Tクロス」は2019年11月27日に導入発表、2020年1月28日に販売が開始された。ラインナップは記念仕様の「TSI 1st」と「TSI 1stプラス」(写真)で、現在はこの2モデルのみが販売されている。
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3/22左右に配置されるテールランプの間をガーニッシュでつなぐ「ブラックトリムフレーム」と呼ばれる新しい意匠が採用された「Tクロス」のリアビュー。ライセンスプレートの下に車名エンブレムが配置されるのも新しい試みだ。
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4/22他のフォルクスワーゲンのラインナップで採用される、どちらかといえば控えめなグリルデザインとは異なり、グリルの存在を主張するフロントマスクが新鮮な印象。ヘッドランプはLEDで、オートハイトコントロール機能が標準装備されている。
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5/22「Tクロス」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4115×1760×1580mm、ホイールベース=2550mm。今回試乗した充実装備の「TSI 1stプラス」は1270kgという車重になっている。
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6/22導入記念特別仕様車「TSI 1stプラス」では、内外装を「オレンジ」「グリーン」「ブラック」のいずれかでコーディネートできる「デザインパッケージ」が標準装備されている。写真はオレンジが選択された試乗車のインテリア。
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7/22「TSI 1stプラス」には、最高出力116PS/5000-5500rpmと最大トルク200N・m/2000-3500rpmの1リッター直3直噴ターボエンジンが搭載される。燃料タンク容量は40リッター。
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8/22デュアルクラッチギアボックスの7段DSGを搭載。シフトレバーやステアリングホイールに設けられたシフトパドルで、マニュアルモードの操作が行える。
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9/22「Tクロス」には4WD車の設定はなく、FF車のみがラインナップされている。フォルクスワーゲングループで広く使用されている「MQB」プラットフォームが採用され、生産はスペインのナバラ工場で行われている。
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10/22「TSI 1stプラス」には、スポーツコンフォートシートが装備されている。ホワイトの外装色の場合、シートやダッシュパッドなどに差し色が入る「デザインパッケージ」は、オレンジ(写真)またはブラックから選択できる。
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11/22リアシートは左右一体で前後140mmのスライドが可能。背もたれには、60:40の分割可倒機構が備わっている。シート表皮デザインはフロントシートに準じている。
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12/22前後左右のドアと、リアのハッチゲートを開けた様子。前後のドアは90度近くまで開き、乗り降りがしやすい印象だった。ハッチゲートを開けた際の高さは2041mm(欧州仕様車の参考値)となっている。
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13/22「TSI 1stプラス」に標準装備される「デザインパッケージ」でオレンジを選択した試乗車は、スポーク部分がオレンジにペイントされたホイールを装着。前後215/45R18サイズの「ピレリ・チントゥラートP7」タイヤを組み合わせていた。
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14/22荷室の容量は、5人乗車の通常使用時で385リッター。後席を前にスライドさせた場合は455リッターとなる。「ゴルフ」と同様に、フロアボードを引き上げた際にロックされるラッチも標準装備。
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15/22後席背もたれをすべて前方に倒せば(写真)、荷室容量は1281リッターにまで拡大できる。床面は完璧なフラットにはならないが気になる段差などはなく、便利に使えそうだ。
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16/22「TSI 1stプラス」には、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールシステムや、駐車支援システム、プリクラッシュブレーキシステムなどの先進安全装備も標準装備されている。
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17/2218インチサイズのタイヤを装備する「TSI 1st」。走行時の静粛性の高さもセリングポイントのひとつになっている。
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18/22グローブボックスを開けた様子。カーナビ内蔵のフォルクスワーゲン純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」用となるCD/DVDやSDカードスロット、ETC車載機などが整然と収められている。
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19/22荷室床面には、フルサイズのスペアタイヤが入るスペースが用意されている。日本仕様ではスペアタイヤが装備されず、パンク修理キットが搭載される。
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20/22「TクロスTSI 1stプラス」の燃費値は、JC08モードで19.3km/リッター、WLTCモードで16.9km/リッターと発表されている。
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21/22フォルクスワーゲンTクロスTSI 1stプラス
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河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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