-
1/202020年のインディ500を制した佐藤琢磨。彼にとって、2017年に続く2度目の勝利となった。
-
2/20例年であれば30万人もの来場者を集めるインディ500だが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、無観客での開催となった。
-
3/20インディ500で4勝を挙げたアメリカの“レジェンドドライバー”ことA.J.フォイト(中央)。他のカテゴリーのレースでも活躍しており、1967年にはダン・ガーニー(左)とのコンビでルマン24時間レースを制している。
-
4/20F1で2度にわたり年間王者に輝いたフェルナンド・アロンソだが、インディでは苦戦。2021年はルノーからF1に復帰することが決まっており、インディ500への挑戦はいったんお休み(あるいは終了?)となる。
-
5/20マシンの上で牛乳を浴びる佐藤琢磨。インディ500では、優勝者が牛乳を飲むのが“ならわし”となっている。
-
6/20インディ500の舞台となるインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。1kmの直線と200mの直線を緩やかなコーナーでつないだ、長方形のコースレイアウトとなっている。
-
7/20インディアナポリス・モーター・スピードウェイが完成したのは1909年。同年8月には、早くも250マイルの長距離レースが開催された。写真は同レースで優勝したビュイック。
-
8/20今大会の予選で佐藤琢磨が記録した平均車速は230.725mph(371km/h)。インディ500では、想像を絶する速度でレースが繰り広げられる。
-
9/20他のマシンの背後について空気抵抗を低減し、燃料消費を抑えるのも戦術のひとつ。常にアクセル全開と思われがちなインディ500だが、燃費も重要なファクターなのだ。
-
10/20インディ500はクラッシュによるイエローコーションの多さも特徴。その間にピットインすれば周回遅れとなるリスクが少ないため、イエローが出ると多くのチームがマシンをピットインさせる。一方で、ジャンプアップをもくろみ、あえてコース上にマシンを残すチームも。インディ500では、こうした戦略の違いが明暗を分けることも少なくない。
-
11/20佐藤琢磨は予選で3番手のタイムを記録。フロントローからの決勝スタートを決めた。
-
12/202020年より、インディカーには事故の際にドライバーを保護するためのエアロスクリーンが装着されることとなった。
-
13/202番グリッドから決勝レースに臨んだスコット・ディクソン。111周もの間リードラップを記録し続け、レース終盤には佐藤琢磨と優勝争いを繰り広げた。
-
14/20佐藤琢磨のチームメイトであるグラハム・レイホールは8位からレースをスタート。終盤にトップとの差を詰め、3位でゴールした。
-
15/20スペンサー・ピゴーのクラッシュによりイエローフラッグが振られるなか、スコット・ディクソンとグラハム・レイホールを従えてチェッカーを受ける佐藤琢磨。2020年のインディ500は、ホンダ勢が1~4位を占める結果となった。
-
16/20表彰式においてガッツポーズを見せる佐藤琢磨。インディ500の表彰式には表彰台はなく、優勝者だけが称賛を浴びることとなる。
-
17/202012年には今シーズンと同じくレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに所属。インディ500ではファイナルラップで優勝争いに絡むも、クラッシュを喫して17位に終わった。
-
18/202017年にはエリオ・カストロネベスとの一騎打ちを制してインディ500初優勝。ピットストップによるポジションダウンを挽回しての勝利だった。
-
19/20ゴールラインの赤レンガにキスをする佐藤琢磨。これもまた、長い歴史を持つインディ500の“ならわし”である。
-
20/2043歳の佐藤琢磨だが、アル・アンサーは47歳でインディ500優勝を果たしている。佐藤も、これからさらに勝利を重ねていくかもしれない。

柄谷 悠人
デイリーコラムの新着記事
-
なぜ伝統の名を使うのか? フェラーリの新たな「テスタロッサ」に思うことNEW 2025.9.29 フェラーリはなぜ、新型のプラグインハイブリッドモデルに、伝説的かつ伝統的な「テスタロッサ」の名前を与えたのか。その背景を、今昔の跳ね馬に詳しいモータージャーナリスト西川 淳が語る。
-
「MSRロードスター12R」が『グランツーリスモ7』に登場! その走りを“リアルドライビングシミュレーター”で体験せよ 2025.9.26 あの「マツダ・ロードスター」のコンプリートカー「MSRロードスター12R」が、リアルドライビングシミュレーター『グランツーリスモ7』に登場! 他業種(?)との積極的な協業により、運転する楽しさとモータースポーツの普及を進める、マツダの最新の取り組みに迫る。
-
狙うは「N-BOX」超え 新型「ルークス」は日産の復活に向けた号砲か? 2025.9.25 フルモデルチェンジで4代目に進化した「日産ルークス」の評判がよさそうだ。2025年8月に車両概要が先行公開され、同年9月には価格も発表。あとは正式発売を待つばかり。ライバルとして立ちはだかる「ホンダN-BOX」を超えられるか。
-
メルセデスとBMWのライバルSUVの新型が同時にデビュー 2025年のIAAを総括する 2025.9.24 2025年のドイツ国際モーターショー(IAA)が無事に閉幕。BMWが新型「iX3」を、メルセデス・ベンツが新型「GLC」(BEV版)を披露するなど、地元勢の展示内容はモーターショー衰退論を吹き飛ばす勢いだった。その内容を総括する。
-
世界中で人気上昇中! 名車を生かしたクルマ趣味「レストモッド」の今を知る 2025.9.22 名車として知られるクラシックカーを、現代的に進化させつつ再生する「レストモッド」。それが今、世界的に流行しているのはなぜか? アメリカの自動車イベントで盛況を目にした西川 淳が、思いを語る。
新着記事
-
NEW
なぜ伝統の名を使うのか? フェラーリの新たな「テスタロッサ」に思うこと
2025.9.29デイリーコラムフェラーリはなぜ、新型のプラグインハイブリッドモデルに、伝説的かつ伝統的な「テスタロッサ」の名前を与えたのか。その背景を、今昔の跳ね馬に詳しいモータージャーナリスト西川 淳が語る。 -
NEW
BMW 220dグランクーペMスポーツ(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.29試乗記「BMW 2シリーズ グランクーペ」がフルモデルチェンジ。新型を端的に表現するならば「正常進化」がふさわしい。絶妙なボディーサイズはそのままに、最新の装備類によって機能面では大幅なステップアップを果たしている。2リッターディーゼルモデルを試す。 -
ランボルギーニ・ウルスSE(後編)
2025.9.28思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。前編ではエンジンとモーターの絶妙な連携を絶賛した山野。後編では車重2.6tにも達する超ヘビー級SUVのハンドリング性能について話を聞いた。 -
ビモータKB4RC(6MT)【レビュー】
2025.9.27試乗記イタリアに居を構えるハンドメイドのバイクメーカー、ビモータ。彼らの手になるネイキッドスポーツが「KB4RC」だ。ミドル級の軽量コンパクトな車体に、リッタークラスのエンジンを積んだ一台は、刺激的な走りと独創の美を併せ持つマシンに仕上がっていた。 -
谷口信輝の新車試乗――ベントレー・コンチネンタルGTCスピード編
2025.9.26webCG Movies新開発の「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を搭載する「ベントレー・コンチネンタルGTCスピード」に、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。その走りの特徴について語る。 -
第283回:ドニー・イェン兄貴がE90で悪党を蹴散らす! 『プロセキューター』
2025.9.26読んでますカー、観てますカードニー・イェン兄貴は検事になっても無双! 法廷ではシルバーのウィッグをつけて言葉の戦いを挑むが、裁判所の外では拳で犯罪に立ち向かう。香港の街なかを「3シリーズ」で激走し、悪党どもを追い詰める!