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2/202020年9月10日に先行上陸した「セダン/ステーションワゴン」のマイナーチェンジモデルに続き、同年10月5日に日本導入が発表された「メルセデス・ベンツEクラス クーペ/カブリオレ」。今回は、最高出力258PSの2リッター直4エンジンを搭載する「E300スポーツ」に試乗した。
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3/20なだらかに傾斜するルーフラインが特徴的な「Eクラス クーペ」のエクステリアデザイン。後席左右とリアウィンドウはプライバシーガラス仕様となる。現行のクーペモデルはC238の型式で呼ばれている。
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4/20フロントグリルは、今回のマイナーチェンジで下辺が長い台形デザインに変更された。照射範囲を自動調整する「マルチビームLEDヘッドライト」を標準装備している。
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5/20「E300クーペ スポーツ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4845×1860×1430mm、ホイールベースは2875mm。
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6/20試乗車はオプションの「エクスクルーシブパッケージ」に含まれるステッチ入りのナッパレザーを装着していた。前席にはシートベンチレーターやリラクゼーション(マッサージ)機能が備わる。
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7/20「エクスクルーシブパッケージ」を選択した際の内装色は、試乗車のクラシックレッド/ブラックのコンビネーションを含む5種類からチョイスできる。後席は2人乗り。クーペモデルながら身長約170cmの乗員が余裕をもって座れるスペースが確保されている。
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8/20ドアサッシュやセンターピラーのない、開放的なサイドビューが特徴となる「Eクラス クーペ」。全高は「セダン」よりも25mm低く設定されている。
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9/20ダッシュボードまわりの基本デザインは、「Eクラス セダン/ステーションワゴン」と同じ。インテリアトリムは、マット仕上げのブラックアッシュウッドとなる。
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10/20インストゥルメントパネルには、12.3インチサイズの液晶ディスプレイが2枚連結して使用される。AI(人工知能)を活用した対話型インフォテインメントシステム「MBUX」に加え、AR(拡張現実)技術採用のナビゲーションシステムを搭載している。
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11/20ステアリングリムに備わる各種スイッチは、光学/機械式から感度に優れた静電容量式に変更された。
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12/20荷室容量は405リッター。後席背もたれには、荷室上部左右に設置されたレバーによって操作できる40:20:40の分割可倒機構が備わる。
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13/20インフォテインメントシステムのコントローラーは、ダイヤルとタッチパッドの併用式から、面積が拡大されたタッチバッド式に変更された。センターコンソールには、ワイヤレスチャージングシステムとUSBソケットを2個設置している。
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14/20「E300クーペ スポーツ」には、車速や走行条件に応じてダンピング特性や車高を自動的に調整する電子制御式エアサスペンションシステムが標準装備されている。
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15/20「E300クーペ スポーツ」に搭載される2リッター直4ターボエンジン。最高出力258PS/5800-6100rpm、最大トルク370N・m/1800-4000rpmを発生する。
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16/20試乗車にはオプションの「エクスクルーシブシートパッケージ」に含まれる「Burmesterサラウンドサウンドシステム」や空調・照明・音楽・パフュームアトマイザーなどの快適機能をトータルでコントロールする「エナジャイジングパッケージ」が装備されていた。
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17/2019インチサイズの「AMG 10スポーク」アルミホイールと、前245/40R19、後ろ275/35R19サイズの「ピレリ・チントゥラートP7」ランフラットタイヤが装着された試乗車の足まわり。
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18/20「E300クーペ スポーツ」のWLTCモード燃費値は11.5km/リッター。「Eクラス クーペ/カブリオレ」にラインナップされる「E200」や「E450」などとは異なり、マイルドハイブリッドシステムは搭載されていない。
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19/20メルセデス・ベンツE300クーペ スポーツ
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河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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