-
1/9ターボハイブリッド時代の黄金コンビ、ルイス・ハミルトン(写真左)と、メルセデスのトト・ウォルフ代表(同右)。メルセデスは17戦13勝で勝率76%という圧倒的な強さを誇り、うちハミルトンは1人だけで11勝を記録。チームは前人未到の7年連続タイトル獲得、ハミルトンはミハエル・シューマッハーの7冠に肩を並べ、史上最多勝ドライバーの座にもついた。(Photo=Mercedes)
-
2/9レッドブルは、マックス・フェルスタッペン(写真)が2勝を含む自身ベストタイとなる表彰台11回を記録するも、開幕からのスタートダッシュにまたしても失敗。開発シミュレーション数値とコース上での挙動が連動せず、原因究明に時間を要している間にメルセデスに逃げられた。最終戦では真っ向勝負でメルセデスを下したが、来季こそこの悪癖を解消できるか。アレクサンダー・アルボンは、ポディウム2回を含む入賞12回を記録。ただし来季残留を即断してもらえるほどのパフォーマンスではなかったようで、2021年のフェルスタッペンのチームメイトは現時点で未定。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
3/9フェラーリは、最高2位を含む表彰台3回、コンストラクターズランキングは昨季の2位から6位に転落。今年、前人未到の1000戦目のメモリアルを迎えたが、その華々しい歴史の中でもひときわ厳しい一年を過ごした。セバスチャン・ベッテル(写真右)は、チームから来季の契約更新オファーをもらえず、すっかり心が折れてしまったか、終始精彩を欠き、13戦連続で予選Q3に進めず、ドライバーズランキングでもシャルル・ルクレール(同左)の8位に対し13位と沈んだ。ベッテルはマラネロとの6年間に終止符を打ち、来季は新生アストンマーティンへ。最終戦ではルクレールがベッテル仕様のヘルメットをつけ、これまでの功績にリスペクトを示した。(Photo=Ferrari)
-
4/92020年のダークホース、レーシングポイント。王者メルセデスの前年度のマシンをまるでコピーしたかのような「RP20」をデビューさせ物議を醸した。外見上のインパクトもさることながら、コース上での速さも持ち合わせており、ポール1回、優勝1回、表彰台は4回を数えた。最終戦でマクラーレンに逆転され惜しくもコンストラクターズランキング4位(195点)で終わるも、昨季の7位(73点)からは大躍進を遂げた。来季はアストンマーティンに名前を変え、セルジオ・ペレスに代わりセバスチャン・ベッテルがステアリングを握ることになる。(Photo=Racing Point)
-
5/9シーズンを通じてレーシングポイントやルノーと火花を散らしたマクラーレンは、最終戦アブダビGPでの2台そろっての入賞でレーシングポイントを抜き、見事ランキング3位の座を勝ち取った。中団勢でマシンは最速とは言い難かったが、21歳のランド・ノリス(写真前)と26歳のカルロス・サインツJr.(同後ろ)という、互いに拮抗(きっこう)した若い力でコンスタントにポイントを稼いだのが勝因だった。2021年は、かつてともに栄冠を勝ち取ったメルセデスと再びタッグを組み、「マクラーレン・メルセデス」が復活。フェラーリに移籍するサインツJr.に代わり、ルノーからダニエル・リカルドを招き入れる。(Photo=McLaren)
-
6/92020年は実に13人ものドライバーが表彰台に上がり、5人のウィナーが誕生したが、イタリアGPでのピエール・ガスリー(写真)の初優勝には誰もが驚いたことだろう。アルファタウリ(旧トロロッソ)とホンダが手を組んで50戦目のメモリアルレースでの快挙。ホンダとしては昨季と同じシーズン3勝を記録することとなった。わずかのタイム差で順位が大きく変わる中団勢にあって、アルファタウリは107点を獲得しコンストラクターズランキング7位。昨季より順位はひとつダウンしたが、点数は22点増しとなった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
7/9フェラーリがオーナーのムジェッロでは、フェラーリ1000戦目を記念したトスカーナGPが開かれた。F1初開催となった同コースは、起伏に富んだ風光明媚(めいび)な丘陵地につくられており、ダイナミックな複合コーナーなどを持ち合わせた、タフでトリッキーなサーキットとしてドライバーにも好評だった。アレクサンダー・アルボン(写真)は、ここで自身初表彰台となる3位でゴールした。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
8/9バーレーンGPでのオープニングラップでは、ロメ・グロジャン(写真)のハースが大炎上する事故が起き、ドライバーやチーム関係者、ファンは大きな衝撃を受けた。ガードレールに衝突したマシンは真っ二つに分かれ、コックピットにおさまったままのグロジャンは30秒近く炎に包まれたが何とか自力で脱出、手のやけど程度で済んだのは不幸中の幸い。ガードレールからグロジャンの頭部を守った「ヘイロー」の効果が証明された。2009年ヨーロッパGPでデビューしたグロジャンは、F1キャリアの最後の2戦を欠場せざるを得なかった。来季のハースには、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンという2人の新人が乗る。(Photo=Haas)
-
9/912月16日、角田裕毅(写真)が2021年シーズンにアルファタウリからF1デビューすることが正式に発表された。レッドブルとホンダのジュニアドライバーである角田は、F2選手権で今季ランキング3位となり、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを手にすることができた。ホンダ参戦最後の2021年、小林可夢偉以来となる7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生となる。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

柄谷 悠人
デイリーコラムの新着記事
-
開幕まで1週間! ジャパンモビリティショー2025の歩き方NEW 2025.10.22 「ジャパンモビリティショー2025」の開幕が間近に迫っている。広大な会場にたくさんの展示物が並んでいるため、「見逃しがあったら……」と、今から夜も眠れない日々をお過ごしの方もおられるに違いない。ずばりショーの見どころをお伝えしよう。
-
トヨタ車はすべて“この顔”に!? 新定番「ハンマーヘッドデザイン」を考える 2025.10.20 “ハンマーヘッド”と呼ばれる特徴的なフロントデザインのトヨタ車が増えている。どうしてこのカタチが選ばれたのか? いずれはトヨタの全車種がこの顔になってしまうのか? 衝撃を受けた識者が、新たな定番デザインについて語る!
-
スバルのBEV戦略を大解剖! 4台の次世代モデルの全容と日本導入予定を解説する 2025.10.17 改良型「ソルテラ」に新型車「トレイルシーカー」と、ジャパンモビリティショーに2台の電気自動車(BEV)を出展すると発表したスバル。しかし、彼らの次世代BEVはこれだけではない。4台を数える将来のラインナップと、日本導入予定モデルの概要を解説する。
-
ミシュランもオールシーズンタイヤに本腰 全天候型タイヤは次代のスタンダードになるか? 2025.10.16 季節や天候を問わず、多くの道を走れるオールシーズンタイヤ。かつての「雪道も走れる」から、いまや快適性や低燃費性能がセリングポイントになるほどに進化を遂げている。注目のニューフェイスとオールシーズンタイヤの最新トレンドをリポートする。
-
マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドはどこが違うのか? 2025.10.15 ハイブリッド車の多様化が進んでいる。システムは大きく「ストロングハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」に分けられるわけだが、具体的にどんな違いがあり、機能的にはどんな差があるのだろうか。線引きできるポイントを考える。
新着記事
-
NEW
開幕まで1週間! ジャパンモビリティショー2025の歩き方
2025.10.22デイリーコラム「ジャパンモビリティショー2025」の開幕が間近に迫っている。広大な会場にたくさんの展示物が並んでいるため、「見逃しがあったら……」と、今から夜も眠れない日々をお過ごしの方もおられるに違いない。ずばりショーの見どころをお伝えしよう。 -
NEW
レクサスLM500h“エグゼクティブ”(4WD/6AT)【試乗記】
2025.10.22試乗記レクサスの高級ミニバン「LM」が2代目への代替わりから2年を待たずしてマイナーチェンジを敢行。メニューの数自体は控えめながら、その乗り味には着実な進化の跡が感じられる。4人乗り仕様“エグゼクティブ”の仕上がりを報告する。 -
NEW
第88回:「ホンダ・プレリュード」を再考する(前編) ―スペシャリティークーペのホントの価値ってなんだ?―
2025.10.22カーデザイン曼荼羅いよいよ販売が開始されたホンダのスペシャリティークーペ「プレリュード」。コンセプトモデルの頃から反転したようにも思える世間の評価の理由とは? クルマ好きはスペシャリティークーペになにを求めているのか? カーデザインの専門家と考えた。 -
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。
注目のキーワード
注目の記事
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集 -
圧巻のタフネスとキャパシティー。MTBのトップライダーを支える「ディフェンダー130」の活躍に迫る。 特集 -
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング総合
