-
1/23
-
2/23現在、BMWでは“M”の名を冠するモデルを「Mハイパフォーマンス」と「Mパフォーマンス」の2つに分類。「M550i xDrive」は、やや性能がマイルドな後者に属している。
-
3/23試乗車のインテリアは、オプションで用意されるメリノレザーやピアノフィニッシュのトリム、アルカンターラのルーフライニングなどで飾られていた。
-
4/232020年秋のマイナーチェンジで、渋滞時ハンズオフ機能が追加された「5シリーズ」だが、今回の試乗では、取材期間中に渋滞に遭遇することはなく、使わずじまいとなってしまった。
-
5/23「M5」の価格表に記載がない一方で、カタログには顔を出していたりと、いささか立ち位置が分かりづらい「M550i xDrive」。レギュラーモデルの旗艦とMのエントリーモデルという、双方の役目を担っているようだ。
-
BMW 5シリーズ セダン の中古車webCG中古車検索
-
6/232020年秋のマイナーチェンジではグリルの意匠も変更。よりワイドな形状となったが、「7シリーズ」や「4シリーズ」のように“巨大化”することはなかった。
-
7/23試乗車に採用されていた、マッサージ機能付きのメリノレザーシートはオプション。通常は、ダコタレザーのシートが装備される。
-
8/23「M550i xDrive」には、リアの左右席も個別に温度調整が可能な4ゾーンオートエアコンが標準装備される。
-
9/23装着されていたオプションのなかには、「Bowers&Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステム」も。お値段50万円の高性能オーディオである。
-
10/23「5シリーズ」の最小回転半径は、FR車が5.7m、4WD車が5.8m。4WSが標準装備のモデルとそうでないモデルとで、数字が同じというのが気になるが、いずれにしろ、もう少し小回りが利いてほしい。
-
11/23動力性能については、0-100km/h加速が3.8秒。最高速はリミッターで250km/hに制限されている(いずれも欧州仕様)。
-
12/234.4リッターV8ツインターボエンジン。Vバンクの間に、ツインスクロールターボチャージャーを2基搭載している。
-
13/23トランスミッションは8段AT。トルコン式ながら、デュアルクラッチ式ATもかくやというダイレクト感を実現している。
-
14/23センターコンソールに配されたドライブモードの選択スイッチ。制御の種類は「スポーツ」「コンフォート」「エコプロ」「アダプティブ」の4種類で、「M5」に備わるような複雑な調整機能は付いていない。
-
15/23「M550i xDrive」には、より制動力の高い「Mスポーツブレーキ」が標準装備される。オプションでキャリパーの色をレッドとすることも可能だ。
-
16/23ドライブトレインには電子制御LSDの「Mスポーツデファレンシャル」を標準装備。高いコーナリング性能を実現している。
-
17/23足まわりには「M5」由来の電子制御サスペンション「アダプティブMサスペンション」を装備。オプションで、電子制御スタビライザーを備えた「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」も用意される。
-
18/23トランクルームの容量は530リッター。後席は4:2:4の3分割可倒式で、4人乗車の状態でも長尺物の積載が可能など、フレキシブルに利用できる。
-
19/23高い動力性能と快適性を併せ持つ「M550i xDrive」。弱点はあったものの、BMW車のなかでも特に完成度の高い一台だった。
-
20/23BMW M550i xDrive
-
21/23
-
22/23
-
23/23

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
BMW 5シリーズ セダン の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】 2025.10.10 今や貴重な4ドアセダン「ホンダ・アコード」に、より高度な運転支援機能を備えた「Honda SENSING 360+」の搭載車が登場。注目のハンズオフ走行機能や車線変更支援機能の使用感はどのようなものか? 実際に公道で使って確かめた。
-
ホンダ・プレリュード(FF)【試乗記】 2025.10.9 24年ぶりに復活したホンダの2ドアクーペ「プレリュード」。6代目となる新型のターゲットは、ズバリ1980年代にプレリュードが巻き起こしたデートカーブームをリアルタイムで体験し、記憶している世代である。そんな筆者が公道での走りを報告する。
-
日産リーフB7 X(FWD)/リーフB7 G(FWD)【試乗記】 2025.10.8 量産電気自動車(BEV)のパイオニアである「日産リーフ」がついにフルモデルチェンジ。3代目となる新型は、従来モデルとはなにが違い、BEVとしてどうすごいのか? 「BEVにまつわるユーザーの懸念を徹底的に払拭した」という、新型リーフの実力に触れた。
-
アストンマーティン・ヴァンキッシュ クーペ(FR/8AT)【試乗記】 2025.10.7 アストンマーティンが世に問うた、V12エンジンを搭載したグランドツアラー/スポーツカー「ヴァンキッシュ」。クルマを取り巻く環境が厳しくなるなかにあってなお、美と走りを追求したフラッグシップクーペが至った高みを垣間見た。
-
ルノー・カングー(FF/7AT)【試乗記】 2025.10.6 「ルノー・カングー」のマイナーチェンジモデルが日本に上陸。最も象徴的なのはラインナップの整理によって無塗装の黒いバンパーが選べなくなったことだ。これを喪失とみるか、あるいは洗練とみるか。カングーの立ち位置も時代とともに移り変わっていく。
新着記事
-
NEW
マツダ・ロードスターS(後編)
2025.10.12ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏。彼が今回試乗するのが、最新型の「マツダ・ロードスター」だ。初代「NA型」に触れて感動し、最新モデルの試乗も楽しみにしていたという辰己氏の、ND型に対する評価はどのようなものとなったのか? -
MINIジョンクーパーワークス(FF/7AT)【試乗記】
2025.10.11試乗記新世代MINIにもトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が続々と登場しているが、この3ドアモデルこそが王道中の王道。「THE JCW」である。箱根のワインディングロードに持ち込み、心地よい汗をかいてみた。 -
航続距離は702km! 新型「日産リーフ」はBYDやテスラに追いついたと言えるのか?
2025.10.10デイリーコラム満を持して登場した新型「日産リーフ」。3代目となるこの電気自動車(BEV)は、BYDやテスラに追いつき、追い越す存在となったと言えるのか? 電費や航続距離といった性能や、投入されている技術を参考に、競争厳しいBEVマーケットでの新型リーフの競争力を考えた。 -
ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】
2025.10.10試乗記今や貴重な4ドアセダン「ホンダ・アコード」に、より高度な運転支援機能を備えた「Honda SENSING 360+」の搭載車が登場。注目のハンズオフ走行機能や車線変更支援機能の使用感はどのようなものか? 実際に公道で使って確かめた。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の半額以下で楽しめる2ドアクーペ5選
2025.10.9デイリーコラム24年ぶりに登場した新型「ホンダ・プレリュード」に興味はあるが、さすがに600万円を超える新車価格とくれば、おいそれと手は出せない。そこで注目したいのがプレリュードの半額で楽しめる中古車。手ごろな2ドアクーペを5モデル紹介する。 -
BMW M2(前編)
2025.10.9谷口信輝の新車試乗縦置きの6気筒エンジンに、FRの駆動方式。運転好きならグッとくる高性能クーペ「BMW M2」にさらなる改良が加えられた。その走りを、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか?