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2/24国内では2021年6月に発売された、メルセデスのプラグインハイブリッドモデル「A250e」「A250eセダン」。今回は後者に試乗した。
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3/24オプション「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」を選択した試乗車のシートは、鮮やかなツートンカラーの本革仕立て。ヒーターやランバーサポートも備わる。
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4/24インテリアのデザインは、基本的に純内燃機関モデルと変わらない。水平基調のインストゥルメントパネルや2つ並んだ10.25インチの液晶画面、タービン型のエアコン吹き出し口などが特徴。
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5/24フロントフェンダー部には、メルセデスの電動化モデルであることを示すエンブレムが添えられている。
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6/243ボックスながら、紡錘(ぼうすい)形に近いシルエットの「メルセデス・ベンツAクラス セダン」。0.22というCd値(空気抵抗係数)が示す通り、優れた空力性能はセリングポイントのひとつ。
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7/24フロントに横置きされる1.33リッターエンジンは単体で最高出力160PS、最大トルク250N・mを発生する。組み合わされるモーターのアウトプットは同102PS、同300N・m。
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8/24EVモードでの後続可能距離は、エネルギーフローとともにセンターモニターで確認できる。エネルギーの回生レベル(5段階)はステアリングホイール裏のパドルで変更可能。
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9/24「A250eセダン」への給電を試みる筆者。同モデルは普通充電だけでなくCHAdeMO規格の急速充電にも対応している。
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10/24給電口は2カ所に分かれる。写真右(右リアフェンダー部)が急速充電用で、中央(リアバンパー部)が普通充電用。燃料の給油口は左フェンダー部に配置されている。
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11/24「A250eセダン」では、エンジンとモーターのパワーを生かした強烈な加速が味わえる。その速さは、パワフルなEVとして知られるテスラ車を思わせる。
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12/24液晶タイプのメーターパネルは、表示される情報・数値だけでなく、メーター全体のデザインも変更可能。
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13/24「AMG 5ツインスポーク」と呼ばれるデザインの、18インチアルミホイール。組み合わされるタイヤはピレリの「チントゥラートP7」。
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14/24「A250eセダン」には、スポーティーなリアスカートやフロントスポイラーなどがセットになった「AMGスタイリングパッケージ」が標準で与えられる。
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15/24足まわりにはコンフォートサスペンションが組み合わされているが、コーナーにおける「A250eセダン」の身のこなしは上々。
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16/24センターコンソールのエアコン吹き出し口は、イルミネーションで空調の操作内容を視覚的に伝える。温度を上げると右のように赤くなり、下げると左のように紫色に変化する。
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17/24センターコンソールの前方には、スマートフォンの非接触充電機能付きトレーが備わる。その手前にはカップホルダーとインフォテインメントシステムの操作スイッチが並ぶ。
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18/24「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」装着車は、後席もツートンカラーとなる。写真のクラシックレッド×ブラックのほか、チタニウムグレー×ブラックのシートカラーも選択可能。
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19/24今回は70kmほどのEV走行を交えつつ、約160kmの距離を試乗。燃費は満タン法で20.0km/リッター、車載計で21.7km/リッターを記録した。
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20/24メルセデス・ベンツA250eセダン
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21/24車両周辺の様子が容易に確認できる「360度カメラシステム」は、ヘッドアップディスプレイなどとのセットオプションとして提供される。
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22/24「パノラミックスライディングルーフ」は17万円のオプション。装着車は車重が30kg増加する。
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23/24開口部の大きなトランクルーム。5人乗車時の容量は340リッターで、純内燃機関モデルの420リッターに比べて2割ほど小さい。
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24/24長尺物の積載には、3分割式の後席の背もたれを倒すことで対応できる。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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