カーデザイン曼荼羅
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2025.9.17 カーデザイン曼荼羅 渕野 健太郎,清水 草一
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。
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2025.9.10 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第84回:ステランティスの3兄弟を総括する(その2) ―「フィアット600」からにじみ出るデザイナーの苦悩―
ステランティスの未来を担う、SUV 3兄弟のデザインを大総括! 2回目のお題は「フィアット600」である。共通プラットフォームをベースに、超人気車種「500」の顔をくっつけた同車だが、その仕上がりに、有識者はデザイナーの苦悩を感じ取ったのだった……。
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2025.9.3 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第83回:ステランティスの3兄弟を総括する(その1) ―「ジュニア」に託されたアルファ・ロメオ再興の夢―
ステランティスが起死回生を期して発表した、コンパクトSUV 3兄弟。なかでもクルマ好きの注目を集めているのが「アルファ・ロメオ・ジュニア」だ。そのデザインは、名門アルファの再興という重責に応えられるものなのか? 有識者と考えてみた。
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2025.8.27 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第82回:革新のネオレトロ(後編) ―未来より過去のほうがカッコいい? トレンドを席巻する懐古デザインの行く先―
その流れはスーパーカーの世界にまで! 今やカーデザインの大きなトレンドとなっているネオレトロ。この潮流はどのように始まり、どこへ向かおうとしているのか? もはやユーザーは新しいものに興味がないのか!? 有識者と、温故知新のその先について考えた。
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2025.8.20 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第81回:革新のネオレトロ(前編) ―「フォルクスワーゲンID. Buzz」にみる“いいレトロデザイン”の条件―
かの「フォルクスワーゲン・ニュービートル」の誕生から四半世紀が過ぎ、すっかりカーデザインのトレンドとして定着したネオレトロ。普通のクルマとは、ちょっと評価軸の違うそのデザインのよしあしは、なにで決まるのか? 最新作「ID. Buzz」を題材に考えた。
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2025.8.13 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第80回:新型マツダCX-5(後編) ―デザイン至上主義はもうおしまい? ストイックだった“魂動”の変節―
ストイックすぎたマツダのデザイン開発に、揺り戻しが起きている? マツダが発表した、失敗が許されない新型「CX-5」。その“ちょっと普通”な造形に、カーデザインの識者はなにを見いだしたのか? ニューモデルにみる「魂動デザイン」の変節を読み解いた。
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2025.8.6 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第79回:新型マツダCX-5(前編) ―オトナになった? それとも堕落した? 最新の「魂動デザイン」にみるマツダの模索―
マツダが最量販SUV「CX-5」の新型を発表! 今日のマツダにとって、絶対に失敗できない一台の登場である。一見すると従来型からあまり変わっていないように見えるが、カーデザインの識者いわく、その細部にはマツダの模索と新しい方向性が表れているという。
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2025.7.23 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第78回:バイエルンのデザイン革命(後編) ―新型「3シリーズ」はどうなる!? 新人事からBMWの未来を読み解く―
未来のBMWを担うのは、元ボルボや元MINIのデザイナー? 2024年10月に発足したデザイン部門の新体制は、どのような意図のもとに構築され、また今後の注目車種……例えば新型「3シリーズ」などに、どんな影響をもたらすのか? カーデザインの識者と考えた。
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2025.7.16 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第77回:バイエルンのデザイン革命(前編) ―これは迷走か陰謀か? ごった煮で突っ走るBMWデザインの未来―
今まさに、大胆なデザイン改革を進めているBMW。しかしその中身を見ると、かたや「ノイエクラッセ」、こなた「スカイトップ」と、全然違うモチーフが同時多発的に提案されているではないか。ごちゃまぜで突き進むBMWデザインの未来を、有識者と考えた。
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2025.7.9 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第76回:アウディA5(後編) ―まだ潔さが足りない! 最新モデルにみる“コテコテ系”への未練―
新型「A5」により、シンプル路線への回帰を鮮明にしたアウディ。しかし、それでもまだ彼らはコテコテ系のデザインに後ろ髪を引かれているのだ! 彼らの未練は、実車のどこに表れているのか? カーデザインの識者とともに、アウディデザインの未来を考える。
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2025.7.2 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第75回:アウディA5(前編) ―コテコテ路線とはこれで決別!? 迷走するプレミアムブランドに差した曙光―
装飾華美な既存のモデルとは趣の異なる、シンプルな意匠をまとう新型「アウディA5」。「タイムレスな美しさ」という標語はどこへやら? という時期もあったアウディだが、ここから巻き返しとなるのか。カーデザインの識者と、新時代のアウディについて考えた。
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2025.6.25 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第74回:トヨタRAV4(後編) ―これは堕落か? 洗練か? 話題を呼ぶ6代目の是非を問う―
先代のワイルドなイメージは鳴りを潜め、より落ち着いたイメージで仕上げられた6代目「トヨタRAV4」。この変化は堕落か? 洗練か? ふたたびのイメージチェンジの背後にある、トヨタのねらいとは? カーデザインの識者と、新型RAV4の是非を考える。
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2025.6.18 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第73回:トヨタRAV4(前編) ―世界を変えた“なんちゃってSUV”の偉業をたどる―
トヨタが誇るグローバルモデル「RAV4」が、いよいよモデルチェンジ! 自動車のトレンドを変えたクロスオーバーSUVのパイオニアは、どのような変遷を経て新型に至ったのか。カーデザインの専門家とともに、偉大なる“なんちゃって系”の歴史を振り返る。
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2025.6.4 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第72回:「オートモビル カウンシル」回顧録(後編) ―マツダ史上最高傑作が喚起する「魂動デザイン」への期待と不安―
ヘリテージカーの祭典においてさえ、ひときわ輝いて見えたマツダのコンセプトカー群。「オートモビル カウンシル」に出展された2台の快作に、カーデザインの識者はなにを思ったのか? 「魂動デザイン」の未来に寄せる、期待と不安を語り合う。
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2025.5.28 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第71回:「オートモビル カウンシル」回顧録(前編) ―ジウジアーロが変えた自動車デザインの変遷をたどる―
時代は違えど、デザイナーの悩みはいつも同じ!? ヘリテージカーの祭典「オートモビル カウンシル」に登場し、会場を大いに沸かせたデザイン界の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ。彼の講演と展示車両から、カーデザインの変化の歴史をたどる。
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2025.5.21 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第70回:トヨタ・クラウン エステート(後編) ―影が薄いのは計算済み? 4車種展開にみるトヨタのスゴ味―
「エステート」の登場でついにラインナップが完成した「トヨタ・クラウン」シリーズ。しかし、こんなにたくさん車種があって本当に大丈夫? そもそもエステートって、なんか印象が薄くないか!? 話題の新車にみるトヨタの狙いを、カーデザインの識者と考える。
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2025.5.14 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第69回:トヨタ・クラウン エステート(前編) ―ついに出そろった新生「クラウン」4兄弟を総括する―
トヨタが満を持して世に問うた、新生「クラウン」シリーズ。その大トリを飾る「エステート」が、いよいよデビューした。スゴいことをしている割に淡泊なその造形は、アリや? ナシや? カーデザインの識者とともに、ついに出そろったクラウン4兄弟を語り尽くす。
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2025.5.7 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第68回:スバル・フォレスター(後編) ―これはSUVにあらず! 機能重視の伝統が生んだ独創のデザイン感覚―
これはもはやSUVではない!? 現在、話題沸騰中の新型「スバル・フォレスター」の造形を、カーデザインの識者と考察。機能重視の伝統が生んだスバル特有のデザインバランスとは? 国内外にファンを持つ、“スバルで一番スバルらしいクルマ”を掘り下げる!
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2025.4.30 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第67回:スバル・フォレスター(前編) ―機能を尊ぶ良識派SUVの美徳と呪縛―
いよいよ日本に導入された新型「スバル・フォレスター」。いささか高級車になってしまったこの6代目だが、代々受け継がれてきたスバルらしさは健在か? 六連星の基幹車種の造形的特徴と、ささやかな“違和感”の正体を、カーデザインの識者とともに読み解く。
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2025.4.23 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第66回:ここがヘンだよ! 日本カー・オブ・ザ・イヤー(後編) ―webCG捨て身の諫言! 権威ある自動車賞に物申す―
権威ある自動車賞が、カーデザインをないがしろにしている? グッドデザインを表彰するはずの日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の部門賞に、識者が疑問を感じた理由とは? デザインを腫れ物扱いするニッポンの自動車評論に、webCGが物申す!
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2025.4.16 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第65回:ここがヘンだよ! 日本カー・オブ・ザ・イヤー(前編) ―その投票、真剣に選んでますか?―
1980年から続く「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。最近はデザインに関する部門賞もあるが、識者からすると、どうにもそれが釈然としないという。権威ある自動車賞でのデザインの扱いは、本当にこれでいいのか? 真にいいデザインとは何か? 真剣に考えてみた。