-
1/11長年、スバルが採用している「シンメトリカルAWD」。水平対向エンジンを軸とした低重心かつ左右対称なパワートレイン/ドライブトレインは、運動性能にポジティブな影響をもたらす半面、パッケージ面での不利も少なくない。
-
2/11「EJ」型エンジンは、1989年登場の初代「レガシィ」より導入が開始された。写真は排気量2リッターの「EJ20」で、ボア×ストローク=92×75mm。
-
3/112010年の登場より、今日のスバル車に広く採用されている「FB」型エンジン。排気量2リッターの「FB20」はボア×ストローク=84×90mmと、同排気量の「EJ」より大幅にロングストロークとなっている。
-
4/11スバル独自のハイブリッドシステムとしては、CVTに小型モーターを組み込んだ「e-BOXER」があるが、燃費の改善効果はいまひとつ。新しいシステムの導入が期待される。
-
5/11スバルにとって初の量販BEVとなる「ソルテラ」。「トヨタbZ4X」の姉妹モデルだが、デザインのみならず走りに関しても差別化が図られているという。
-
スバル の中古車webCG中古車検索
-
6/111972年に登場した「レオーネ エステート バン」の4WDモデル。スバルは同車の導入以来、長年にわたり乗用車用四駆の開発に取り組んできた。
-
7/11「スバル・ソルテラ/トヨタbZ4X」に採用される「e-TNGA」プラットフォーム。前輪用・後輪用に2基のモーターを搭載する電動四駆は、エンジン車のメカニカル四駆と比べて省スペースで、しかも緻密な駆動力制御を可能にしている。
-
8/11スバルが長年培ってきた四駆のノウハウと、電動パワートレインの緻密な駆動力制御が組み合わされば、新しい魅力を持つ電動SUVが誕生するかもしれない。
-
9/11スバルは1989年にステレオカメラを使った予防安全・運転支援システム(ADAS)の開発を開始し、1999年に「ADA」の名で実用化。2008年に「アイサイト」に改称した。2010年には完全停止までサポートする自動緊急ブレーキを備えた「アイサイトver.2」が登場。日本におけるADAS普及の旗手となった。
-
10/11一部の車種について、トヨタとの協業を推し進めているスバル。共同開発によって誕生したモデルでは、車種に応じてADASが使い分けられており、「スバル・ソルテラ/トヨタbZ4X」ではトヨタ系の、「スバルBRZ/トヨタGR86」ではスバル系のシステム(すなわち「アイサイト」)が採用される。
-
11/11BEVをはじめとするゼロエミッション車が普及すると、製品による差別化は難しくなるとされているが、培ってきたノウハウや育んできたブランドイメージをみるに、そうした時代にもスバルが存在感を示す可能性は、十分にありそうだ。

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
スバル の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性 2025.9.5 あのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。
-
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代 2025.9.4 24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。
-
マツダの将来を担う次世代バイオディーゼル燃料 需給拡大に向けた最新の取り組みを知る 2025.9.3 ディーゼルエンジンを主力とするマツダにとって、カーボンニュートラルを実現した次世代バイオディーゼル燃料は生命線ともいえる存在だ。関係各社を巻き込んで需給拡大を図るマツダの取り組みと、次世代燃料の最新事情を紹介する。
-
意外とクルマは苦手かも!? 自動車メディアの領域で、今のAIにできること、できないこと 2025.9.1 AIは今や、文章のみならず画像や動画もすぐに生成できるレベルへと発展している。では、それらを扱うメディア、なかでもわれわれ自動車メディアはどう活用できるのか? このテクノロジーの現在地について考える。
-
世界の議論を日本が主導! 進むハンズオフ運転支援機能の普及と国際基準制定の裏側 2025.8.29 世界的に開発と普及が進むハンズオフ(手放し運転)運転支援機能の、国際基準が改定された。先進運転支援や自動運転の技術の基準は、どのように決められ、またそこで日本はどんな役割を果たしているのか? 新技術の普及に必須の“ルールづくり”を解説する。
新着記事
-
NEW
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(前編)
2025.9.7ミスター・スバル 辰己英治の目利き「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のなかでも、走りのパフォーマンスを突き詰めたモデルとなるのが「ゴルフR」だ。かつて自身が鍛えた「スバルWRX」と同じく、高出力の4気筒ターボエンジンと4WDを組み合わせたこのマシンを、辰己英治氏はどう見るか? -
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。