-
1/22
-
2/222022年1月に日本導入が発表された「アルピーヌA110」のマイナーチェンジモデル。ラインナップはエントリーグレードの「A110」、グランドツーリングを楽しむための新グレード「A110 GT」、そしてサーキット走行を見据えたハードコアな「A110 S」の3グレード展開となった。写真はA110 GTで、車両本体価格は893万円。
-
3/22「A110 GT」は、これまでよりもパワフルな最高出力300PS、最大トルク340N・mを発生する1.8リッター直4ターボエンジンを搭載。トランスミッションは従来型と同じく7段DCTだが、内部のシャフトやクラッチなどを強化し、パワーアップに対応したという。
-
4/22レザーシートに加えて、ブリリアントカーボンやアルミのパーツでスポーティーに演出された「A110 GT」のインテリア。フォーカル製軽量4スピーカー+軽量サブウーファーのサウンドシステムは、同モデル専用の装備となる。無償オプションで左ハンドル仕様が選択できるのもA110の特徴だ。
-
5/22写真のボディーカラーは12万円の有償色となる「ブルーアビスM」。「A110 GT」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4205×1800×1250mm、ホイールベース=2420mmで、いずれも従来型からの変更はない。
-
6/22最高出力300PSの余裕あるエンジンパワーとアルピーヌシャシーの組み合わせが特徴となる「A110 GT」。ロングドライブを快適にするベストバランスをもたらす仕様とアルピーヌ・ジャポンは説明している。
-
7/22試乗車両はオプションの18インチ「ブラックGrand Prix」アロイホイールに、前205/40ZR18、後ろ235/40ZR18サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ4」タイヤを組み合わせていた。
-
8/22「A110 GT」にはサベルト製のレザースポーツシートを標準で装備。表皮はブラウンレザー(写真)のみの設定で、ヒーター機能を内蔵している。キルティングの入ったドアの内張りやダッシュボードも同色でコーディネートされている。
-
9/22「A110 GT」のボディーはアルミ製。車重は1120kgで、この軽さもA110のセリングポイントだ。サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーン式で、バンプストップラバーの代わりに「ハイドロリック・コンプレッション・ストップ」が採用されている。
-
10/22コックピットの真下からテールエンドまでをカバーする、長大なアンバーパネルディフューザーを装備。フロア下部のフラット化などと合わせて効果を発揮し、250km/h走行時で275kgものダウンフォースを発生させるという。
-
11/22インストゥルメントパネルの中央に配置される7インチサイズのタッチパネル式ディスプレイに変更はないが、新たに車載インフォテインメントシステムが全車で「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応した。
-
12/22リアトランクの容量は96リッター。フロントボンネット下にも、容量100リッターのラゲッジスペースが設置されている。
-
13/22今回、マイナーチェンジした「A110」の特別仕様車として、限定で導入された「A110 Sアセンション」にも試乗。A110シリーズで初となるカーボン製のフロントスプリッター&リアスポイラーや、スプリングレートがフロント:47N/mm 、リア:90N/mmに強化されたサスペンションの採用などが特徴だ。
-
14/22箱根のワインディングロードを行く「A110 Sアセンション」。エアロキットはフロントで60kg、リアで81kgの追加ダウンフォースを発生する。他グレードよりも幅広サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2」タイヤが採用されるのも、同モデルの特徴。
-
15/22カーボン製のフロントスプリッターとリアスポイラーの装備により、「A110 Sアセンション」の全長は「A110」よりも25mm長い4230mmとなる。試乗車両のボディーカラーは「ブルーアルピーヌM」で、販売台数は15台の限定だった。
-
16/22アルミとカーボン、マイクロファイバー表皮でコーディネートされたインテリアは、レーシーな雰囲気。サベルト製のモノコックバケットシートには6点式のレーシングハーネスを装着するためのアダプターが付属している。
-
17/22「A110 GT」のメーターパネル。ステアリングホイールの右下にレイアウトされた走行モード切り替えスイッチに連動して、液晶メーターのデザインも切り替わる。写真は「スポーツ」モード選択時の様子。
-
18/22「A110 GT」の走行シーン。1.8リッター直4ターボエンジンは全域でトルクの厚みが増し、走りだしから力強さが違う。マイナーチェンジによって、アルピーヌシャシーの乗り心地がよりスムーズになった印象も覚えた。
-
19/22アルピーヌA110 GT
-
20/22
-
21/22アルピーヌA110 Sアセンション
-
22/22
『アルピーヌA110 GT/A110 Sアセンション(MR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る
関連記事
-
いまあらためて考える 「それでもMT車を選びたいか?」 2022.5.30 デイリーコラム 乗用車の新車にMTの設定はほとんどなく、運転免許の取得比率を見ればAT限定が過半数。こんな時代になっても、やはりMT車はあるべきなのか? トランスミッションに対する思いを、清水草一が熱く語る。
-
-
トヨタが高性能モデル「GRカローラ」の日本仕様車を世界初公開【Movie】 2022.6.1 自動車ニュース TOYOTA GAZOO Racingは2022年6月1日、ハイパフォーマンスモデル「トヨタGRカローラ」の国内仕様車を世界初公開した。グレード名は「GRカローラRZ」で、同年秋ごろの発売が予定されている。
-
ホンダ・ステップワゴンe:HEVエアー/ステップワゴンe:HEVスパーダ【試乗記】 2022.5.26 試乗記 ミドルクラス箱型ミニバンの元祖「ホンダ・ステップワゴン」がフルモデルチェンジ! 捲土重来をもくろむ新型はどのような進化を遂げたのか? ドライバーとその家族にとことん寄り添うべく、「♯素敵な暮らし」をコンセプトにつくられた6代目の仕上がりに触れた。
-
ポルシェ911 GT3(前編) 2022.5.29 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「ポルシェ911 GT3」に試乗。7世代目にあたる新型は伝統の自然吸気エンジンを守った一方で、911としては初めてフロントサスにダブルウイッシュボーン式を採用したのがトピックだ。果たしてその仕上がりは?
-
ジャガーFタイプR-DYNAMICブラック コンバーチブルP450(4WD/8AT)【試乗記】 2022.6.7 試乗記 2025年にピュアEV専用ブランドとなるジャガー。最高出力450PSを誇る5リッターV8搭載の「Fタイプ コンバーチブル」に乗り、歴史の表舞台から去りゆくハイパフォーマンスエンジンと、オープンボディーが織りなす走りを味わった。