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2/14「ヤマハレーシングヘリテージ」をコンセプトに開発された、新型「XSR900」。当初は2022年春の発売が予定されていたが、実際には同年6月30日にようやく販売が開始された。
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3/14速度計をはじめとする各種計器類に加え、電子制御システムの操作インターフェイスとしての機能も備えた3.5インチフルカラーTFTメーター。バータイプのタコメーターは、エンジンの回転数に応じて色が変化する。
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4/14左右に低く突き出したバーハンドルとバーエンドミラー、バンク時の配光も考慮した新設計のヘッドランプが特徴的なフロントまわり。ライダーが体を伏せやすいよう、燃料タンクの上面はフラットな形状となっている。
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5/14試乗車のカラーリングは、1980年代に活躍したソノートヤマハのマシンをモチーフにしたという「ブルーメタリックC」。黒のモノトーンである「ブラックメタリックX」も用意される。
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6/14タンデムシートは、往年のレーサーのリアカウルをほうふつとさせる“箱型”のデザインが特徴。シート下で光る小ぶりなLEDテールランプもスタイリッシュだ。
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7/14足まわりでは、従来型より55mmスイングアームを延ばすことで直進安定性を改善。タイヤサイズは前が120/70ZR17、後ろが180/55ZR17で、ブリヂストンの「バトラックス ハイパースポーツS22」が装着されていた。
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8/14安全装備も充実しており、車両の状態を正確につかむ6軸IMUをはじめ、バンク角も考慮した制御を行うトラクションコントロール、スライドコントロール、ウイリーコントロールなどを搭載。クイックシフターはシフトアップに加え、シフトダウンでも使用可能となった。
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9/14ホイールには鍛造に匹敵する強度と靭性(じんせい)を備え、バネ下の軽量化に寄与する「スピンフォージドホイール」を採用。フロントブレーキの操作系には、「YZF-R7」に続いてブレンボ製の純ラジアルマスターシリンダーを用いている。
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10/14エンジンは排気量888ccの水冷4ストローク並列3気筒DOHC。サウンドもつくり込まれており、トリプル特有のビート感と回転上昇時の音圧の高まりが、ライダーを高揚させる。
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11/14「D-MODE」には4種類の異なるエンジン制御を用意。トラクションコントロールなどの電子制御も、介入レベルの調整や機能のカットが可能となっている。
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12/14新型「XSR900」は、「YZF-R1」や「MT-10」などと同じく「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」に属しており、ヤマハスポーツプラザ(YSP)およびアドバンスディーラーのみで販売されている。
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13/14ヤマハXSR900 ABS
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宮崎 正行
1971年生まれのライター/エディター。『MOTO NAVI』『NAVI CARS』『BICYCLE NAVI』編集部を経てフリーランスに。いろんな国のいろんな娘とお付き合いしたくて2〜3年に1回のペースでクルマを乗り換えるも、バイクはなぜかずーっと同じ空冷4発ナナハンと単気筒250に乗り続ける。本音を言えば雑誌は原稿を書くよりも編集する方が好き。あとシングルスピードの自転車とスティールパンと大盛りが好き。
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