-
1/18
-
2/18「ホンダ・フリード」は、かつての「モビリオ」からの流れをくむコンパクトミニバンだ。2代目となる現行型のデビューは2016年だが、いまなお好調なセールスを記録している。
-
3/18今回試乗した「フリード+ ハイブリッド クロスター」の運転席まわり。このクラスにしては質感は高いが、シフトセレクターが旧来のレバー式だったり(最新のホンダ製電動モデルはボタン式)、パーキングブレーキが足踏み式だったりと、ちょっと時代を感じるところも……。
-
4/18「クロスター」専用の、ファブリックと合成皮革のコンビシート。2022年6月の改良では、「モデューロX」を除くすべてのモデルでシートに撥水・撥油(はっすい・はつゆ)加工が採用された。
-
5/18「フリード/フリード+」の4WDシステムはいわゆる“機械式”。リアモーターで後輪を駆動するのではなく、プロペラシャフトで駆動力を配分する仕組みだ。
-
ホンダ フリード+ の中古車webCG中古車検索
-
6/18パワーユニットは1.5リッターガソリンエンジンと1モーター式ハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-DCD」の組み合わせ。ホンダのなかでもハイブリッドシステムの主流は2モーター式に切り替わっており、この機構を搭載するモデルは今や「シャトル」と「フリード/フリード+」だけである。
-
7/18クロスオーバー風の「クロスター」でも、足まわりの仕様に特段の変更はない。ただ「フリード/フリード+」では、グレードを問わず4WD車の最低地上高がFF車より15mm高くなっている(150mm)。
-
8/18「フリード+」の特徴といえば、なんといっても広くて機能的な荷室。耐荷重200kgのフロアボードで上下に2分割して使えるほか、ボードを外せば高さのある荷物を積むこともできる。
-
9/182列目シートを畳んで座席背面のボードを展開すれば、床面に隙間のない広くてフラットな空間が出現。荷室の左右には片側10個のユーティリティーナットが、バックドアには「車中泊でも重宝する」というテールゲートランプが設けられている。
-
10/18シートアレンジは多彩で、ヘッドレストを外せば1・2列目シートもフラット化が可能。足を伸ばしてゆったり休憩できる。
-
11/18カタログ値から計算すると、今回の試乗車の航続距離は15.6km(WLTCモード燃費)×53リッター(燃料タンク容量)=826.8kmとなる。ディスプレイ上の航続可能距離はいささか上振れ気味に感じたものの、“足の長さ”が魅力なのは事実といえそうだ。
-
12/18今どきのファミリーカーだけに充電機能は充実。センタークラスターの下やダッシュボードの助手席側、そして荷室側壁と、各所にUSBポートやアクセサリーソケットが設置されている。また純正アクセサリーで、2列目シート向けのUSBポートも用意される。
-
13/18今回の試乗では満タン法で16.7km/リッターと、WLTCモードやJC08モードによるカタログ値を上回る燃費を記録した。これなら無理にエコランしなくても、普段使いで好燃費を維持できそうである。
-
14/18ホンダ・フリード+ ハイブリッド クロスター
-
15/18
-
16/18
-
17/18
-
18/18

下野 康史
自動車ライター。「クルマが自動運転になったらいいなあ」なんて思ったことは一度もないのに、なんでこうなるの!? と思っている自動車ライター。近著に『峠狩り』(八重洲出版)、『ポルシェよりフェラーリよりロードバイクが好き』(講談社文庫)。
ホンダ フリード+ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。






























