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2/312022年11月に行われた発表会の様子。商品企画の段階では、EV化や、あるいは豊田章男社長自らタクシー専用車化も提案したという。しかし5代目「プリウス」は、これまでと同じパーソナルユースの、ただしよりスポーティーなハイブリッド専用車として登場した。
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3/31低い車高が目を引く新型のサイドビュー。2代目以降の“おむすび型”のルーフラインを捨て、よりウエッジシェイプを強調したスタイリングとなった。
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4/31インテリアでは、ダッシュボード上面に備えられた2枚のディスプレイが特徴。広さ感の強調に加え、運転に集中できる空間とすることも重視されている。
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5/31従来型を50%も上回るEV走行距離と、システム出力223PSというハイパワーが特徴のプラグインハイブリッドモデル。2023年3月の正式発表が予定されている。
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6/31個人ユースの事実上のエントリーグレードとなる「U」。外観では足元の仕様が上位グレードとの大きな違いで、195/60R17サイズのタイヤにスチールホイール、ビジネスユースの「X」と同系統(カラーリングは異なる)のフルホイールキャップが組み合わされる。
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7/31インテリアの仕立ては簡素で、インナードアハンドルやパワーウィンドウスイッチなどがいずれもブラックとなる。
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8/31「U」に装備されるファブリックシート。インテリアではドアトリムの上部やリアドアアームレストも、上位グレードより簡素な仕立てとなっている。
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9/312リッターのハイブリッドシステムを搭載した中間グレードの「G」。このグレードから、足元の仕様が195/50R19サイズのタイヤと、19インチアルミホイールの組み合わせとなる。
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10/31最上級グレードの「Z」。外装ではフロントロアグリルやホイールアーチモールなどに光沢のあるパーツが採用されるほか、フロントにLEDアクセサリーランプが装備されている。
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11/31「Z」グレードのインストゥルメントパネルまわり。2リッターモデルではシフトセレクターやインナードアハンドルなど、各所にサテンメッキの装飾を採用。ドアトリムの上部にはソフトパッドが、後席のドアアームレストには前席同様合成皮革が用いられる。
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12/31「Z」グレードではブラック/グレーのモノトーンに加え、レッドの差し色が入ったインテリアカラーも選択可能だ。
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13/312リッターモデルでは、前席にヒーター付きのスポーツシートを装備。さらに「Z」グレードでは、表皮が合成皮革となるほか、8wayの電動調整機構やベンチレーション機能が装備される。
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14/31エンジンルームには「PRIUS」という車名とともに、「HYBRID REBORN」の文字が。HEVの本家本元としてのトヨタの自負と、新型「プリウス」に寄せる期待が感じられる。
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15/311.8リッターモデルに搭載されるパワートレインは、基本的に「ノア/ヴォクシー」のHEVと共通。システム出力は140PSと従来型(122PS)より高められており、また大きくアナウンスはされていないが、燃費性能も向上している。
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16/312リッターモデルのパワートレインは、エンジンともどもモーターも1.8リッターモデルより高出力化。システム出力は従来型の実に1.6倍で、0-100km/hは7.5秒となかなかの俊足をみせる。
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17/314WD車の「E-Four」は、従来型よりリアモーターを大幅に高出力化。雪道などでの登坂性能に加え、旋回性能も向上しているという。
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18/31新型プリウスにはドライブモードセレクターが備わっており、1.8リッターモデルには「ECO/NORMAL/POWER」の3種類、2リッターモデルにはそこに「CUSTOM」を加えた4種類のモードが用意される。
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19/31テールゲートに装着された、新しいハイブリッドバッジ。かつてトヨタは、ハイブリッド車を「HV」、プラグインハイブリッド車を「PHV」と称していたが、最近では前者を「HEV」、後者を「PHEV」と称するようになった。
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20/31薄型の“ク”の字のヘッドランプが目を引くフロントまわり。全車「Bi-Beam LEDヘッドランプ」が標準装備される。
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21/31トヨタの公式サイトに見る分類はセダンとなっているが、そのサイドビューはまるでスポーツカーだ。リアドアのアウターハンドルは、隠すようにCピラーと一体化されている。
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22/31リアまわりでは横一文字のコンビネーションランプと「PRIUS」のロゴが目を引く。先代までの特徴だった、後方視界をかせぐためのテールゲートのサブウィンドウは廃止された。
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23/31車体構造は、第2世代の「GA-C」プラットフォームと高度な結合技術を用いた高剛性ボディーの組み合わせ。プラットフォームの変更にともない、サスペンションの設計自由度も増しており、より車両応答性やライントレース性、快適性、静粛性に配慮した設計を取り入れることが可能となった。
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24/31インテリアでは同門のBEV「bZ4X」と同じく、運転席正面のメーターを小径ステアリングホイールの上から見るタイプにインストゥルメントパネルの構造を変更。シフトの操作方法は従来型と同じだが、セレクターの位置はダッシュボードからセンターコンソールに移された。
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25/31インフォテインメントシステムについては、「X」を除く全グレードにディスプレイオーディオを標準装備。画面のサイズは「U」「G」が8インチ、「Z」が12.3インチとなる。
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26/31充電用USB端子(Type-C)は、センターコンソール前部に1個、コンソールボックス内に2個を標準装備。さらに「Z」グレードには、ワイヤレス充電器も用意される。
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27/31荷室容量は、「Z」と「G」は410リッター、「U」は422リッター。502リッターだった従来型よりいささか減少している。
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28/31オススメは実質的なエントリーグレードの「U」。価格的にも手を出しやすく、それでいて予防安全・運転支援システムは一通り完備。サブスクリプションサービスの「KINTO」専用車だが、早めの納期が期待できるのもいい。
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29/31乗用モデルのボディーカラーは写真の全6色。上段左から「マスタード」「エモーショナルレッドII」「ダークブルー」、下段左から「アティチュードブラックマイカ」「アッシュ」「プラチナホワイトパールマイカ」。このうち「マスタード」は2リッターモデルの専用色で、「エモーショナルレッドII」「ダークブルー」は「Z」と「U」にしか設定がない。商用の「X」グレードは「スーパーホワイトII」「シルバーメタリック」の2色の設定となっている。
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30/31最上級グレードだけに「Z」の装備は充実。本文で紹介される機能・装備に加え、オートワイパーやパワーバックドアが装備されるのは同車だけ。オプションでパノラマルーフや「ITS Connect」なども用意される。
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31/31ADAS関連では、リモート機能付きの駐車支援システム「アドバンストパーク」や、緊急時操舵支援機能付きクロストラフィックアラート、レーンチェンジアシストなどを標準装備。“半自動運転”の世界に興味がある人にも「Z」はオススメだ。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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