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2/20ロールス・ロイスが「常設型のビスポーク・モデル」と説明する「ブラックバッジ」シリーズ。ダークな装飾と、専用に仕立てられたエンジンやドライブトレインが特徴の、”走りのロールス・ロイス”だ。
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3/20エクステリアと同様、インテリアも金属装飾の光沢を抑えるなどして、標準車とは異なるイメージに。各部のカラーは細かく指定が可能で、試乗車は「ブラック」と「フェニックスレッド」のツートンでコーディネートされていた。
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4/20装飾の色ひとつとってもこだわるのがロールス・ロイス。外装パーツのダーククロームは塗装ではなく、メッキ加工時に特殊なクローム電解液を用いることでステンレススチールの下地を共析させ、ダーク調のカラーとしている。
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5/20シートは前後席ともに、やわらかい掛け心地ながらも乗員をしっかりと保持。前席にはメモリー機能付きの電動調整機構やヒーター/ベンチレーション機能などが装備されている。
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6/20リアドアは後ろヒンジ式。後席には3座のラウンジシートと、可動式のセンターコンソールを持つ3座シート(写真)、固定式のセンターコンソールで分割された2座シートの3種類が設定されている。ヒーターやベンチレーション機能に加え、ピクニックテーブルやエンターテインメントシステム、リアコンパートメントカーテンなど、さまざまな快適装備が用意される。
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7/20ダッシュボード下部には、カーボンファイバーとメタリックファイバーを織り合わせたダイヤモンドパターンのパネルを採用。「レムニスケート」のイルミネーションが施された上部のフェイシアには、乗員の目線に応じて光がきらめいて見えるよう、LEDの光を通す極小のドットがレーザーで彫られている。
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8/20星空を模した「スターライト・ヘッドライニング」。無数の光ファイバーをルーフに仕込んだもので、明るさを強くすれば読書灯としても使用できる。
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9/20走りにも独自のチューニングが施されている「ブラックバッジ」だが、常用域における滑らかな乗り味と圧倒的な静粛性はそのままだ。
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10/20最高出力が600PSに、最大トルクが900N・mに高められた6.75リッターV12ツインターボエンジン。0-100km/h加速は標準車より0.1秒速い、4.7秒と公称されている。
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11/20シフトセレクターに備わる「LOW」スイッチ。標準モデルにはない装備で、これを押すとエキゾーストサウンドが高まり、パワーユニットの制御もパフォーマンス優先に切り替わる。
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12/20メーターパネルは3つのリングに個別に液晶ディスプレイを配したユニークなもの。左側が「パワーリザーブメーター」で、パワーユニットの余力をパーセンテージで表している。
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13/204WDと4輪操舵、電子制御サスペンションの組み合わせにより、高い走行安定性と快適性を実現する「ゴースト」。「ブラックバッジ」では大容量のエアサスペンションを採用するなど、独自の改良が加えられている。
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14/20ブラックバッジ専用の21インチコンポジットホイール。バレルは22層のカーボンファイバーを、織り目が3方向に交差するよう重ねて製作。リムの外周では生地を折り返すことで計44層の構造とし、強度を確保している。このバレルはチタン製のファスナーを介して、鍛造アルミ製のハブに固定される。
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15/20ロールス・ロイスならではの圧倒的な快適性に加え、強力なエンジンのパワーと、ハイテクでもってそれを御すシャシーおよびドライブトレインを備えた「ブラックバッジ・ゴースト」。走る喜びをも手に入れたロールス・ロイスのオーナーに求められるのは、紳士的な運転を心がける強い自制心かもしれない。
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16/20ロールス・ロイス・ブラックバッジ・ゴースト
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石井 昌道
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