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2/14スズキの新世代ネイキッドモデル「GSX-8S」。アドベンチャーバイクの「Vストローム800DE」とエンジンやフレームを共有しており、普段使いに休日のツーリング、ワインディングロードでのスポーティーなライディングと、幅広いシーンに対応するキャラクターを備えている。
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3/14兄貴分である「GSX-S1000」とのつながりを感じさせる、縦目2灯のLEDヘッドランプ。左右に配されたポジションランプもLED式となっている。
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4/14「Vストローム800DE」にも搭載される、排気量775ccのパラレルツインエンジン。270°位相クランクと2つの1次バランサーの組み合わせが特徴で、スムーズな回転フィールを実現している。
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5/14「スズキドライブモードセレクター(SDMS)」には「Aモード」(アクティブ)、「Bモード」(ベーシック)、「Cモード」(コンフォート)の3種類の設定を用意。最高出力は変わらないが、スロットル操作に対する応答が変化する。
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6/14ハンドルバーに備わる5インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイ。タコメーターには、任意で設定したエンジン回転数に到達すると、バーが点滅してギアチェンジのタイミングを知らせるシフトアップインジケーターの機能も備わっている。
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7/14「スズキインテリジェントライドシステム」では、ドライブモードに加えてトラクションコントロールの介入度合いも調整が可能。設定は「1」「2」「3」の3種類で、システムをオフにすることもできる。
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8/14トランスミッションには、クラッチやスロットルの操作をせずとも変速が可能な「双方向クイックシフトシステム」を標準装備。その名のとおりシフトアップ/ダウンの双方に対応しており、また機能をオフにすることもできる。
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9/14サスペンションは前後ともKYB製で、前はストローク量130mmの倒立フォーク、後ろはプリロードアジャスター付きのリンク式モノショックとなっている。ブレーキは前後ともに日立アステモ(旧日信工業)製だ。
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10/14タイヤサイズは、前が120/70ZR17、後ろが180/55ZR17。タイヤの銘柄は「ダンロップ・スポーツマックス ロードスポーツ2」だが、「GSX-8S」の重量や性能にあわせて内部構造の剛性を最適化したり、ウエットグリップ性能を高めるシリカコンパウンドを採用したりと、独自の改良が加えられている。
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11/14シート高は810mmと、いわゆる“ストリートファイター”スタイルのミドル級ネイキッドとしては少し低め。車体がスリムなので足つき性は良好で、取り回しもしやすい。
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12/14フレンドリーなキャラクターで、幅広いシチュエーションでライディングを楽しむことができ、しっかりと価格も抑えられている。スズキの次世代商品群の旗手である「GSX-8S」からは、世代を経ても変わらない“スズキらしさ”が感じられた。
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13/14スズキGSX-8S
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後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
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