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2/192023年8月26日に発売された、アルファ・ロメオ初のプラグインハイブリッド車「トナーレ プラグインハイブリッド」。導入ラインナップはエントリーグレード「Q4 Ti」と上級グレード「Q4ヴェローチェ」の2種類で、いずれも4WDが採用される。今回は後者に試乗した。
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3/19給電口のある左側のリアドアガラス部に、電動化への変革を表現したという「エレクトロ・ビショーネ」のアイコンが備わる。これはプラグインハイブリッドモデルにのみ採用されるデザインだ。「トナーレ プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ」の車両本体価格は740万円。
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4/19ボディー左リアフェンダーに設置される給電口。普通充電にのみ対応する。駆動用バッテリーの容量は15.5kWhで、72kmのEV走行(WLTCモード)が可能だ。
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5/19「トナーレ プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ」のボディーカラーは、有償オプションとなる写真の「モントリオール グリーン」に加え、「アルファ ホワイト」「アルファ レッド」「アルファ ブラック」「ヴェスヴィオ グレー」の全5色から選択できる。
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6/19「トナーレ プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4530×1835×1615mm、ホイールベースは2635mm。3代目に進化した「BMW X1」と同等のサイズ感である。
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7/19インストゥルメントパネルのデザインは、先に登場したマイルドハイブリッド車に準じたもの。10.25インチのタッチスクリーンをダッシュボードのセンターに配置し、メーターパネルには12.3インチの大型デジタルクラスターが採用される。
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8/19センターコンソール右側に置かれる「アルファDNAドライブモードセレクター」の切り替えスイッチ。ドライブモードは電気のみで走行する「A(アドバンスドエフィシェンシィー)」、システムを最も効率的に利用できるようにパワーや燃料消費を最適化した「N(ナチュラル)」、エンジンとモーターを併用するスポーティーな「D(ダイナミック)」の3種類から選択できる。
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9/19「Q4ヴェローチェ」には20インチサイズの「5ホールシルバーアルミホイール」が標準で装備される。今回の試乗車は、235/40R20サイズの「ピレリ・スコーピオン」タイヤを組み合わせていた。
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10/19最高出力180PS、最大トルク270N・mの1.3リッター直4ターボエンジンに、同45PS、同53N・mのフロントモーターと同128PS、同250N・mのリアモーターを組み合わせる。
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11/19センターのタッチスクリーンにはプラグインハイブリッドモデル専用の「ハイブリッド」ページを追加。リアルタイムでエネルギーフローが表示されるほか、エンジンとバッテリー別の走行履歴なども確認できる。モバイルアプリ「My Alfa Connect」を通じて予約を含む充電設定も行える。
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12/19トランスミッションは6段ATで、シフトセレクターはオーソドックスなレバー式を採用。バッテリーの充電レベルを上げる「e-Save」モードのスイッチが独立してシフトパネルに組み込まれている。
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13/19「トナーレ」には、ステランティスグループの「スモールワイドプラットフォーム」が用いられている。これをベースに剛性強化やワイドトラック化が図られ、アルファ・ロメオらしい味つけを行ったという。サスペンションはフロント、リアともにマクファーソンストラット式。
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14/195人乗車時の荷室容量は385リッター。後席の背もたれには60:40の分割可倒機構に加えスキートンネルも組み込まれており、長尺物の収納にも対応する。
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15/19レザーで仕立てられた「Q4ヴェローチェ」の前席。ヘッドレストにアルファ・ロメオのエンブレム刺しゅうが入る。8Wayの電動調整機構に加え、ヒーターとベンチレーションが標準で組み込まれている。
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16/19後席には、シートに置かれたものを検知する「リアシートリマインダーアラートシステム」を採用。運転を終えて車両を離れる前に、後席を確認するように注意を促す。足もとのスペースは、CセグメントSUVとして標準的な広さが確保されている。
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17/19システム最高出力280PSを誇る「トナーレ プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ」の0-100km/h加速は6.2秒(欧州参考値)。電気のみで走行する「A(アドバンスドエフィシェンシィー)」モードでは、最高速度が135km/hとなる。
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18/19アルファ・ロメオ・トナーレ プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ
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サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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